株式会社カスタネットの植木です。
イメージ戦略の裏話(その1)は意識した行動の結果でしたが、今回は振り返
るとイメージが出来ていたことをお伝えします。
▼ 企業が行うボランティア活動をどんなイメージで見ていますか?
企業が行うボランティア活動を考えると欧米では、政治、宗教、社会のために
個人がお金を出す社会ですが、日本では一円たりとも他人には与えない社会と
行っても過言ではないでしょう。(新興宗教には全財産を提供する宗教もあるそ
うですが・・)
社会のためにお金を出す企業は、儲かっている企業と思い込んでいませんか!
言い換えれば、社会のためにお金を出せば儲かっている企業と勘違いされるの
で、それを利用すれば・・・。
企業経営の皆さん、お金を出してみませんか!
金は天下の廻り物・・・。
後から振り返ると、ここがイメージ戦略のスタート地点でした。
▼ 夢で協賛させて下さい
京都では、障害者スポーツの発祥の地と言われるほど沢山のスポーツが生ま
れています。代表的なのが2月に開催の全国車いす駅伝競走大会で、皇室が入洛
される格の高い大会です。
創業一年目のある日、事務局まで出向き『車いす駅伝に協賛させて下さい』と
申し入れしたのです。通常、事務局から各企業に協賛をお願いしても承諾が得ら
れないのにベンチャー企業側からの申し入れには驚いておられました。
すぐに驚いたのはこちらで、協賛金の相場が数百万円だったのです。それも
そのはず、協賛しているのは京都の代表企業ばかりでした。そこで『夢の夢で、
協賛金は当社が株式公開した時にド~んと出します!』と、詐欺師の熱弁が始ま
りました。
▼協賛金を値引き
「で、いくらなら協賛金を出せますか」『最低の最低はいくらですか?』
「では、○○万円では」『その半分、いや四分の一・・に!』
「協賛金を値切ったのは植木さんだけです。協賛企業については、事務局では
判断出来ないので、審議にかけます」
それから1ヵ月後、赤字の会社でも出せる○万円で協賛企業になることが出来
ました。あまりにも少ないので金額は言えませんが・・。
▼ 協賛金の穴埋めを無料の商品で
協賛金は少なかったので、その穴埋めとして商品を提供することで合意しま
した。帰社後、新商品を発売した文具メーカーに電話を入れ『車いす駅伝に協
賛することになりました。開会式で新商品を配ってあげるので商品を提供して
下さい・・・と』
社員が驚く程、メーカーから沢山の商品提供がありましたが、袋には『カスタ
ネット協賛』と書きました。メーカーの名前を出すのは、社内決済が必要ですが、
サンプル品の提供には甘いことに目をつけたのです。ボランティアは地元京都の
人が数百人も参加しますので、知名度が上がりました。
尚、新商品のその後の売れ具合は聞いておりません・・・。
▼ 日々の活動がイメージ戦略になる
車いす駅伝での成果は、他の協賛企業と同じ大きさでポスター、チラシなど
に掲載され、多くの方から驚きの電話を頂きました。
実は、協賛企業になれたのは創業する以前から障害者のスポーツ大会にボラン
ティアや他の大会(障害者のシンクロ)に協賛したり、創業時からDMなどの簡
単な作業は、福祉施設にお願いしたりしていました。
そんな小さな、小さな、積み重ねの活動が社会的信用を得られ、それがイメー
ジになっていくと思いますね。
そうしていると、「社会貢献に熱心な企業」の活字が新聞紙面に出始めました。
これこそが、アスクルをぶっ壊すと叫ぶことの出来る理由の一つです。
▼ 次の戦略は社会貢献室の設置
ある日、いつもの閃きがやってきました。
「社内の組織に“社会貢献室”の設置を!」
超大手企業が広報のためにやっている社会貢献室とは違い、福祉施設に
発注業務、トナーカートリッジの回収処理など社会貢献に関する仕事の分担
変更と考えています。現在、企画中です。
ベンチャー企業が社会貢献室とは日本で初めてになると思います。
ど~んと新聞発表しますので、お楽しみに!
きっとビッグニュース。
▼カンボジアに新校舎を!
ニュースと言えば、9月9日に記者発表しました。
カンボジアの老朽化した小学校を新校舎にする活動です。
寄付金を集めるのではなく、使用済みトナーカートリッジを回収し、それを財
源にカンボジアのトレア小学校を建て替える活動です。11日の産経新聞朝刊
(京都版)に掲載されました。他に朝日新聞、読売新聞京都新聞などにも掲載さ
れると思います。活動の詳細や状況は、どこかで書きますね。
人(コヤマンですが)は、私のことを『PRの魔術師』と呼びます。
何故、9月9日(火)に記者発表と思いますか?
9と9ではありません・・・。
記者発表に向いている曜日、経済ニュースが少ない曜日があるのです。
今回は、曜日以上に阪神タイガースの優勝と自民党総裁選、9月11日の同時
多発テロ、9月後半は企業の上半期決算・・・。
9日はベストの日でした。ある発表までは・・・・。
それは、野中広務の引退発表でした。
次回からは小さなPR~記者発表など、PRの魔術師が持っているネタの種明
かしが始まります。(一冊の本が書ける程のノウハウです・・・。チョット大げ
さかも)
お楽しみに!
■プロフィール
植木 力(うえき ちから)
株式会社カスタネット 代表取締役社長
京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
TEL(075)681-9100
FAX(075)693-4625
京都府宮津市出身。
京都府立峰山高校を卒業後、航空自衛隊に入隊。
大日本スクリーン製造(株)では開発管理課長など管理系の仕事に従事する。
社内ベンチャー制度の第一号にて2001年2月3日創業
http://www.castanet.co.jp/
mailto:ueki@castanet.co.jp
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