2004年03月24日

いっしょにやらない?

こんにちは 竹内です。

小平市で地域ポータルサイト「こだいらネット」 http://www.kodaira-net.jp/
を立ち上げるべく、日々、地元密着、現場主義で走り回っています。


▼小平市って?

さて、小平市といっても「どこ?」という方のために、ざっと概要を。

場所は東京の多摩地域。いわゆる武蔵野の面影を残す、緑豊かな土地です。
桜の季節には、わざわざ遠出するまでもなく、歩く道すがら、そこここで桜舞を堪能できます。

人口は約18万。とくに大きな商業集積はなく、いわゆる「東京のベッドタウン」という一言で片付けられがちな街でもあります。

住民からして「小平って何もないよね~」とつい、言ってしまう街なのですが…

▼「何もない街」の地域ポータルサイトって?

都心の街なら、お店情報だけでも充実のサイトになるでしょう。
田舎のサイトなら、素朴な風土や観光・名産がテーマのサイトができるでしょう。

では、とくに「何もない」地域のポータルサイトって?

そこには、「暮らし」と「商業活動」の明確な住み分けはありません。
日常の暮らしの中に、自然に商店街があり、「お買い物に行くぞ!」といった気合の入った「ハレ」の要素はなく、普段着の生活が淡々と営まれています。

…ということで「とくに地域ポータルサイトとして掲載するものってないんですよ~~」って、終わりそうですが…

違います!

たまたまこの街に住んで、そしてこれからもずっと暮らしていきたい。
だったら、住んでて面白い、わくわくする街にしない?
商店が元気ないんだったら、いいところ作リ出して頑張ってみたら?
子どもたちに「ねえねえ、ここって、けっこう良い場所でしょう?」って言ってみたい。

「何もない街」の主役は「人」!

「こんなイベントやるよ」っていう情報発信をする人がいて「いっしょにやろう」って手を挙げる人がいる。
「うちのお惣菜自慢」するお店があって、買い物袋提げて買いに走る人がいる。

発信して、つながる。
人と人がつながる。

それが「何もない街」の地域ポータルサイトなんです。

▼いっしょにやらない?

こだいらネットの立ち上げは、最初からトップダウンは排除し、「住民自身が、欲しい情報を、住民の手で」という方針で始まりました。

取材からページ作成にいたるまで、街の応援団の「市民サポーター」が担当しているのが最大の特色です。

メンバーは一本釣り。
いわゆる街のキーマン発見のためにセンサーを張り巡らせました。

東に子育てサークルのリーダーがいると聞けば公園に走り、
西にPTAでばりばり頑張っている人がいると聞けば昼下がりのファミレスでランチをご一緒し、
南にリタイア後もアクティブに地域活動に頑張ってるシニアがいると聞けばご挨拶にうかがい…

「いっしょにやらない?」

結果、20名ほどのメンバーが集いました。

あくまでも参加は自分の意思で、納得し共感した上で。そして、活動は強制するものではなく、自分の自由な意思で。
こうした「ゆるやかなつながり」の中で、日々、メーリングリストで情報交換し5ヶ月で1000通を越すメールがやり取りされています。


▼きっと凹むだろう

さて、メンバーも集まり、説明会、ページ作り講習会、と順調に進み2003年11月1日からいよいよ取材開始。
まずは商店がターゲットです。

が!

他のメンバーより、少~しだけ早く地域ポータルの運営に関わってきた私の中には、ある懸念が…。

その1.商業は、飲食業を筆頭に他産業と比較してPC利用率が低い
その2.商業は後継者がなく一代限りと考えている事業所が多い

となれば、「HP作りませんか?」などと提案されても、まるで押し売りが来たかのような扱いを受けることも多々あるわけです。というか、そういう経験が蓄積されている私としては、

「きっと凹むだろう」

と、半ば確信に近いものがありました。

そうした現実を事前に説明したとはいえ、現実に飛び込み取材を敢行して「シッシ!」とされてしまったら、ダメージは避けられず、そのときのフォローをどうしよう、といろいろ口上も考えていたのですが…


▼いざフタを開けてみると

取材初日から、赤ちゃん連れの飛び込み取材で、いきなり4店舗分のページをアップしてしまった若いママ。

翌日には、日頃、会社で「管理職」の団塊の世代のお父さんが、ご近所の商店街を総当りで「30件」取材。ちなみに、彼はメーリングリストに

「私を超える人は現れるか?」

という挑戦状を投稿をして、他のメンバーをしっかり煽ってくれました。

その後も快進撃は続き、取材開始2ヶ月で300店舗を越すお店のページが出来上がっていました。

もともとネットワークをもつ地域のキーマンに立ち上げメンバーになってもらったということもあり、取材が進むにつれて「クチコミ」効果からアクセスも順調に伸び、オープン5ヶ月で2万7千アクセスを超えています。


▼メーリングリストより

★おとといは、靴の修理屋さんで、人には話せない裏話を、今日はクリーニング屋さんで、安いクリーニング屋と手仕上げのお店の使い分けの仕方、パン屋さんでは、大手メーカーのパンと小さな焼きたてパン屋のパンとの違いを伺いました。
いや~、おもしろいです!
「明日もがんばろう」なんちゃって。

★「うちは、そんなのには載せなくて結構」とキッパリ断られましたが、今回の事業の特徴を説明して、私たち普通の主婦がページを作らせてもらっていることを話したら「そういうことなら是非お願いしたい」と考え直してくれました!(嬉)
思わず熱く語ってしまいました(笑)

★前途多難だなぁ~と思いましたが、取材って結構楽しかったりします!
お店のおばちゃんと立ち話して盛りあがったり、わざわざお店のホームページをパソコンで見せてくれるところもあったりして、おしゃべりも弾みました。(って、だから時間がかかっちゃうのか。。。反省)
意外な発見や出会いがあって、顔が見えてくると商店街に愛着が持てるようになるもんですね~

★何日か、子供を連れてお店を回っていますが、協力的なお店は、子供に対しても優しい??気がします。
子連れはどうなのだろうと、皆様も思われたかもしれません。でも、大変なお店の方にも笑顔をもたらすいい材料になっていると思います。
さすがに、開店時間の遅い店には現状、お伺いすることができませんが…。
こだいらネットのおかげで、うちの息子は、飴にお煎餅に、おもちゃの携帯電話まで…いろいろ頂いております。

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ということで、次回は、こだいらネットの根幹をなす、

とっても「スグレモノ」

のシステムについてお話したいと思います。

◆竹内千寿恵 テーマは「地域」です。
 takeuchi@shop-info.com

・大学卒業後、教育出版会社で編集に従事。
・結婚後、外資系コンピューター会社に勤務するも、間もなく夫の転勤で退職。
 以後、転勤生活が始まる。
・8回目の引越し後、東京は小平市に定住。
・地元で地域ポータルサイトこだいらネットの立上げを行うと同時に、NPO法人
 コミュニティビジネスサポートセンターの事務局としても活動中。

 ♪市民サポーターがつくる地域ポータルサイト
 こだいらネット http://www.kodaira-net.jp/

 NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター
 http://www.cb-s.net/

 地域ポータルサイト事始(ブログ)
 http://blog.livedoor.jp/rune1006/


Posted by takeuchi at 2004年03月24日 14:31 | トラックバック
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