2004年03月03日

[ タイトル:ブロードバンド、夢の通い路]
[ 著者:下浦一宏 ]

ストリーミングの巻

こんにちは、下浦@IT調査員です。ブロードバンドの普及に伴いストリーミングが増えてきました。ストリーミングを用いると、専門的分野とか、地域限定情報とか、視聴者が限られており、従来の放送ではカバーできなかった領域の映像を配信する事ができます。今回は特にホームサーバを用いたストリーミング配信方法についてご紹介したいと思います。

最近はストリーミング用レンタルサーバの価格も低下してきており、こういった会社を利用するのが最も簡単確実な配信方法でしょう。ホームサーバを検討する価値があるのは、低画質、低信頼度、低アクセス、といった条件が満たされる場合になります。その場合、FTTHを導入してホームサーバを設置するのが有効です。因みに下記の会社を使われる場合、私から紹介されたと一言添えて頂けますとアフィリエイトで経済的に助かります(^^) 。

http://realstream.jp/index.html


▼ FTTHの導入

当初1.5MbpsだったADSLのスピードがどんどん向上し、40Mbpsクラスに到達しました。これだと光ファイバ(FTTH)と変わりませんね。で、光tァイバに付加価値をつけようとすると、上り速度の有効活用、すなわちホームサーバとしての活用が期待される訳です。

http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/adsl/
http://bbpromo.yahoo.co.jp/promotion/service/45m/index.html

ADSLの上り速度は1Mbps~3Mbps止まりです。これに対してFTTHでは100Mbpsです。NTT局舎から遠くADSLでは速度が出ない場合にもFTTHは有効です。その代わり月額使用料がプロバイダ費用等を加算して、ADSLの4000円程度に対し、6000円程度かかります。またFTTH導入に際しては、工事費(通常3万円程度)が無料になるキャンペーンも要チェックです。

http://www.ntt-west.co.jp/broadband/service/bflets/family100.html
http://www.k-opti.com/
http://join.asahi-net.or.jp/cam/


ホームサーバを設置する場合、IPアドレスが頻繁に変わると困るので、固定IPサービスを利用することになります。固定IPを追加料金なしで提供しているプロバイダもあります。Bフレッツではプロバイダによって伝送速度が変わりますので、計測サイトのデータ等から最適なプロバイダを選定する必要があります。

http://www.k-opti.com/index.html?/consumer/homefiber/option.html
http://www.asahi-net.or.jp/service/bflets/fixedip.htm
http://speedtest.excite.co.jp/


▼ ホームサーバの設置

サーバと言っても、一般にサーバとして売られているような大型の装置を設置する必要はありません。24時間運用ですから電気代もバカになりません。バッテリー付き旧式ノートパソコンが最適です。私は4,5年前のThinkPadを使っていますが、ハードディスクの交換が容易であるのがメリットです。ハードディスクは消耗品と考えるべきですが、ディスカウントショップ等で入手可能です。

http://www.uworks.co.jp/


FTTHの場合、複数台のPCを設置するのが一般的です。自宅にLANケーブルを張り巡らせるのが困難な場合、無線LANが良いでしょう。最近はルーターと無線LANが一体化した製品もあり、自宅をユビキタス化(どこでもネット)することが可能です。ルーターの設定により一台のPCをサーバ専用にし、他のPCで通常のネット利用が可能です。

http://www.corega.co.jp/product/list/router/index.htm
http://www.miako.net/


セキュリティー上、メールサーバについては、プロバイダ等が設置したサーバを利用し、ホームサーバでは、WEBサーバ、ストリーミングサーバ等として巨大データを格納する、という構成が良いと思います。WEBサーバはWindows XP Professional でも可能ですが、安定性やストリーミング配信を考えるとWindows Server 2003という事になると思います。Windows Updateを頻繁にやっておけば、あとはマイクロソフトの責任でしょう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00009PJO6/


IPアドレスにドメイン名を付けたい場合、「ダイナミックDNS」を利用する事になります。IPアドレスが変化した場合にDNS側に通知する「dice」というプログラムを利用するのが一般的です。固定IPの場合は、dyndns.orgの「static DNS サービス」を利用するとdiceによる更新が不要となります。

http://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/
http://ddo.jp/
http://www.dyndns.org/services/statdns/


▼ ストリーミング配信

Windows Serverの設定法については、マイクロソフト公式解説書、付属のヘルプ等を参照して下さい。ビデオを編集してコンテンツを作成するには、Windows XP付属のムービーメーカーが良いでしょう。ストリーミング配信の具体的手順については、工藤めぐみ氏の解説が詳しいです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891003499/
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/moviemaker/
http://www.rbbtoday.com/column/megumi/


ホームサーバから配信する場合、300kbpsを超えると急激に伝送特性が劣化するので、それ以下の速度でエンコードする必要があります。放送法の関係でマルチキャストはできないようなので、FTTHの実効速度を30Mbpsとすると、300kbpsで100ストリーム程度の同時配信が限界になります。

ホームサーバによるストリーミング配信例として、(1)咲本さんの講演、(2)長谷川晃 阪大名誉教授による「日米子育て論」をご紹介します。長谷川先生は米国ベル研究所特別研究員、コロンビア大学教授などを歴任されたプラズマ物理、光通信の大家で、女性にも人気のある先生ですが、3人の子供さんが全て米国在住である点がお気の毒な所です。

http://kyou.dyndns.tv:8080/bizima/sakimoto1.wmv
http://kyou.dyndns.tv/kiev/kiev.htm


同じPC上でWEBサーバを運用する事も可能であり、デジカメで撮った写真などを置いておくと便利でしょう。ご紹介する写真は2001年3月にNYで撮影したものですが、まさか半年後に世界貿易センタービルが倒壊するとは予想もしませんでした。自由の女神の足元でデジカメを落っことしてしまい、それ以降の写真がピンボケになってしまったのが暗示的です。

http://kyou.dyndns.tv/kyoutv/usa/index.htm


ホームサーバを使えば、地域限定コマーシャルフィルムなども流せる訳で、地域ポータルやNPOとの融合も効果的でしょう。前回ご紹介したOrkutも、当初Orkut氏のホームサーバで運用されていたという噂もあります。トラブル発生時にすぐにサーバを確認できる点もメリットでしょう。今後ホームサーバを活用し
た、レアなコンテンツ配信や多様な情報サービスが生まれる事を期待しています。

http://www.imedio.or.jp/bizsupport/streamnow/index.html


◆プロフィール
下浦 一宏(しもうら かずひろ)
IT調査員(ブロードバンド担当)

Posted by shimoura at 2004年03月03日 11:49 | トラックバック
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