こんにちは 竹内です。
小平市で地域ポータルサイト
「こだいらネット」 http://www.kodaira-net.jp/
を立ち上げるべく、日々、地域密着、現場主義で走り回っています。
さて、今回のテーマは「地域で年を重ねる」…。
▼私事ですが
四国の両親が介護の必要な状態になって一年になります。
商売を営みながら4人の子どもを育て、就職も結婚も子ども達の自由にさせてくれた両親でした。
結果、誰一人として四国には残らず、東京・千葉・横浜・福岡と見事にばらばらに生活の場を選びました。
昨年、20年来、病弱だった父を支え続けた母が脳梗塞で倒れました。
左半身不随、加えて軽度の痴呆。いつかくるだろうと思いながらも現実逃避していた介護の問題と真正面から向き合う日々が始まりました。
残暑が残る、昨年の9月はじめのことです。
▼ここで暮らしたい
両親が望んだことは、住み慣れたこの町で暮らし続けたいということ。一方、子ども達は、それぞれの地に根を張って仕事をもち、家庭を築いていました。
その日から、子ども達4人が四国と自宅を行ったりきたりの綱渡り介護生活がスタートしたのです。
四国行きのローテーションを組み、仕事のやりくりをしながら次の者にバトンタッチの介護です。メーリングリストを立ち上げ、密な連絡を取り合いながら、どうしても出向けない空白期間は家政婦さんをお願いし、打てる手はなんでもという感じでひた走った一年でした。
それは、家を離れ疎遠になっていた私たちが、再びともに歩んだ一年でした。同時に、仕事と家庭と介護をやりきる生活への挑戦が始まった一年でもありました。
▼介護施設へ…
やがて在宅介護に限界を感じ始めた頃、介護施設の空きの連絡がありました。病院附属の100名以上の入所者を抱える大規模な施設です。
折しも、一緒に施設に入れず離れ離れの生活を余儀なくされた老夫婦が心中というニュース…。
待機の方が大勢いる中で、二人一緒に入居できたことは幸いです。
でも・・・
清潔な明るい大食堂に流れる軽やかなハワイアンのメロディ。
その中で、互いに一言も言葉を交わすでもなく、車椅子に座り、無表情に食事が運ばれるのを待つ人たち。
入浴は30分ほど前から裸で待機。流れ作業のような入浴の間、やはり言葉を交わすこともなく、されるがままに運ばれていく…
かつては、懸命に仕事をし、子どもを育て、年を重ねてきた人たちの終の棲家です。
▼ふつうがいいよね
私は地域ポータルサイトの運営と並行して、コミュニティビジネスの中間支援NPOでも活動しています。
テーマは地域です。
コミュニティビジネス支援の一環として、起業講座を各地で開催しています。受講生の中からは、実際に地域で起業した例も多くあります。その事業のひとつにグループホームの経営があります。
グループホームは、9名程度のお年寄りと介護スタッフが共同で暮らす小規模な介護施設です。多くは住宅街の一角にある普通の民家。今までの暮らしの延長線上に、介護と両立した暮らしが営まれています。
先日、受講生のお一人が設立したホームには「れもん」という名前がつけれらました。起業したのは、ご両親を相次いで30代のときに亡くした男性です。仕事に追われ、充分なことができなかったという思いをずっと抱えながら転勤生活を続け、早期退職をきっかけに、意を決して長年の思いをホーム設立につなげました。
「れもん」の名前の由来は?とお聞きしたところ、こんなお返事が返ってきました。
「古民家を利用した家庭的で明るいサービスで、今から40数年前
にタイムスリップ。
そこでみんなで、泣いたり笑ったり怒ったり…。ご利用される
高齢者の方々が、青春時代の甘酸っぱい思い出をたくさん取り
戻していただけたら嬉しいな~。」
年老いて病気や障害があっても、食事をする・お風呂に入る・お出かけする・そして泣いたり笑ったり、そんなあたりまえの暮らしができる場所を作りたいといいます。
住み慣れた場所でふつうに暮らす、地域で年を重ねる。グループホームならそれができるかもしれません。
▼では私にできることは?
両親にも、こうした普通の暮らしを用意できたら…、と思いつつホームの不足に加えて、情報も不足している現実に突き当たりました。
地域の、どこにどんなグループホームがあって、そこにはどんなスタッフさんたちが、どんな想いで携わっているのか。
周辺はどんな環境なのか。今、空きはあるのか。
いざ必要となっても、こうした情報を得るのは簡単ではありません。
残念ながら、私が関わる地域ポータルサイトも、これらの情報が充分とはいえません。
商店情報が集まるだけではない。子育て中の人から、介護を必要とする人まで、地域に軸足を置いて暮らす人にちゃんと役立つ情報発信のできるサイト作り。自治体が発信する情報とは一味違った、より具体的で人間味のある情報が集まるサイト作り。
両親の介護、コミュニティビジネス支援を通じて、目指す地域ポータルサイトのイメージが見えてきました。
私にできることは、それを現実にしていくこと。
竹内、頑張ります!
◆竹内千寿恵 テーマは「地域」です。
takeuchi@shop-info.com
・大学卒業後、教育出版会社で編集に従事。
・結婚後、外資系コンピューター会社に勤務するも、間もなく夫の転勤で退職。
以後、転勤生活が始まる。
・8回目の引越し後、東京は小平市に定住。
・地元で地域ポータルサイトこだいらネットの立上げを行うと同時に、NPO法人
コミュニティビジネスサポートセンターの事務局としても活動中。
♪市民サポーターがつくる地域ポータルサイト
こだいらネット http://www.kodaira-net.jp/
NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター
http://www.cb-s.net/
地域ポータルサイト事始(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/rune1006/
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