2004年12月01日

主婦に聞いてみよう!

こんにちは 竹内です。

小平市で地域ポータルサイト「こだいらネット」 http://www.kodaira-net.jp/を立ち上げるべく、日々、地域密着、現場主義で走り回っています。

さて、今回のテーマは「主婦に聞いてみよう!」。

▼不動産屋さんで聞きました

先日、ある不動産屋さんを取材で訪ねたときに小耳にはさんだこと。

最近、駅前に出店した居酒屋チェーン店。出店前の市場調査の結果がいまいちだったらしく、出店を決めるまでに紆余曲折した後、ようやくの出店だったとか。ということで、担当者はそこの地域での売り上げは、さほど期待していなかったらしいんです。

…が!

いざ、ふたを開けてみると、沿線ではトップクラスの売り上げ。
担当者を驚かせているらしい…。

でも、この結果、地元の人にとっては、不思議でもなんでもないんです。

たしかにその駅は、乗降客も少なくて、大きな商業集積もなく、専門的に数値
で表した資料からは市場としてはさほど魅力のある地域ではなかったかもしれ
ません。

でも

そこに住んでる主婦にちょっとでも聞けば、まったく違った印象をもったはず
です。

なぜって、そこには、魅力的な居酒屋がないんです。
なので、それほど満足しているわけでもないけど、既存の店に出かけてたわけ
です。

で、それほど努力をしなくても、そこそこ集客できてしまう既存店は、そこに
あぐらをかいて接客もぞんざい、メニューにも工夫はみられませんでした。
それでも他に行くところがなくて行っていたわけで、これが男性なら都心で飲
むことがほとんどで、自宅近くでわざわざ飲むこともないかもですが、そこは
主婦、夜遊びはご近所が鉄則です。

地元のPTA仲間などは、忘年会シーズンになると「あそこしかないからね〜」と
半ばあきらめ顔で予約入れてたんですよ。
そこそこ魅力的な新規店ができれば、客は流れるだろうということは一致した
意見でした。

で、その通りになったわけです。

このあたり、数字の根拠もなく、「そう思う」「そう感じる」というあいまい
な感覚なので、従来のデータに基づくマーケティングになじんだやり方だと、
なかなか採用できない意見だとは思いますが、じつは、核心をついていたりし
ます。


▼モニター依頼

そうこうしているうちに、シンクロしたのか、ある大手小売業からモニター
依頼が。

これまでマーケティングは予算もかけていろいろやってきたし、消費者への
アンケートもとってきたけれど、どうも、本音に迫ることができないとのこと。
とくにマイナス意見は出てこない。無難な、お行儀の良い意見ばかりなのだそう。

座談会の人選もむずかしく、初対面の者どおし、強い意見の人が混じっている
と、結局その1人の意見に引きづられ、ニーズがつかみきれないこともあるとか。

今回のお問合せは、人選も含めての座談会のコーディネート。

地域ポータルサイトの運営を通じて集まったサポーター組織は、オンライン上
だけではなく、リアルな現場で密な交流があり、20代〜70代まで、幅広い年齢
層を網羅しています。さらに、それぞれがどんな人脈を持っているか、人柄は
どうか、どの分野に強いか、など把握できています。

気心がしれた仲間内でのざっくばらんな本音トークの中から、見えてくるもの。
そこに消費を仕掛けるヒントが詰まっていると感じます。


▼もじどおりサポーター

さて、私自身も含めて、主婦サポーターは取材先のお店の「お世話したがり」
が多いんです。ついつい肩入れしたくなるんです。

自然食品のお店に行けば「今、主婦仲間でよく話題になってるこの商品をもっと
目立つ場所に置きましょう!」とか「この通路、通りにくいから配置変えまし
ょう!」とか、八百屋さんの店頭で「うそ〜これ安い!」と叫んで、道行く人
の足を止めさせたり、などなど。

あげくの果てに、取材者の立場をさっさと捨てて、消費者と化してお買い物に
走ることなんかは日常茶飯事です。

こうしたことから見えてくることは、消費者は値段だけで動くわけではないと
いうことです。
お店のポリシーに共感して、ファンになって、同じ買うならあそこの店でとい
う気持ちをいかにしてもってもらえるか、なんですね。

そうして、私はというと

うなぎと季節料理の店「藤乃」さん http://www.kodaira-net.jp/kd2113731/
を取材して、地域のお年寄りへの宅配弁当の取り組みを知って、すっかりファ
ンになり、折りあるごとに知人にせっせとクチコミをしています。
また、ガーデニングの「ほ・うら」さん http://www.kodaira-net.jp/kd5000054/
を取材して、庭造りへの想いやセンスに惚れこんで、自宅の庭もお願いしてしま
いました。

知ることでファンになり、地元のお店をどんどん活用し、勝手にPRまでする。
もじどおりのサポーターです。


▼地域密着モニター

現在手がけている地域ポータルサイトは多摩地域が中心です。
どの地域にも20代〜30代の主婦層中心の子育てサークルと、60代以降のシニア
サークルがあります。
そして、30代〜40代中心のPTA組織。

市民(=消費者)サポーターに参加してもらってる地域ポータルサイトは、現場
の声をダイレクトに届けることができる媒体です。

大手のマーケティング会社のような、綿密なデータに基づいたものではないか
わりに、本音いっぱいの消費者の声を届けることができるかもしれません。

あるいは、専門知識が必要なら、定年後のまだまだ元気で経験も実績もつんで
きた男性の出番かもしれません。
コミュニティビジネス的な展開も期待できそうです。

年代や地域別に、きめこまかな層からのざっくばらんな素のままの意見を届け
ることができる仕組み。

作りたいと思います。


◆竹内千寿恵 テーマは「地域」です。
 takeuchi@shop-info.com

・大学卒業後、教育出版会社で編集に従事。
・結婚後、外資系コンピューター会社に勤務するも、間もなく夫の転勤で退職。
 以後、転勤生活が始まる。
・8回目の引越し後、東京は小平市に定住。
・地元で地域ポータルサイトこだいらネットの立上げを行うと同時に、NPO法人
 コミュニティビジネスサポートセンターの事務局としても活動中。

 ♪市民サポーターがつくる地域ポータルサイト
 こだいらネット http://www.kodaira-net.jp/

 NPO法人コミュニティビジネスサポートセンター
 http://www.cb-s.net/

 地域ポータルサイト事始(ブログ)
 http://blog.livedoor.jp/rune1006/

Posted by takeuchi at 2004年12月01日 16:55 | トラックバック
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