こんにちは。小山@ニューヨークです。
クリエイティブを管理するという意味での、クリエイティブ マネジメントという発想は昔からあるけれども、クリエイティビティを通じて会社をマネジメントするというクリエイティブ ドリヴン マネジメント(クリエイティブ経営)なんていうのは、だれもいってないんじゃないか。だったら言ったもの勝ちで、これは今後、(R)マークが付くかもしれません(^^;
▼どうして、経営にクリエイティビティが必要なのか
だいたい、そもそも、経営にクリエイティビティが必要なんだろうか、という疑問もあります。もちろん、経営の多くの部分は堅実なもので、ルーティンだったり、管理の意味合いが強い。ところがやはり、クリエイティビティが必要な場面があります。それは、けっこう遠い将来に関する意思決定をする場合です。
正直、誰も将来のことはよく分からない。そこを判断するのは、マネジメントの大きな仕事です。将来、どの部分で新しい顧客を創出していけるか。「創出」というくらい、ゼロから作り出すような、たいへんクリエイティブなことです。将来の意思決定は、見えないものを見るような、画家が描く前の絵を構想するかのような、きわめてクリエイティブなプロセスを踏みます。
たとえば、統計情報が集まってから、「なるほどこういうニーズがあるのか」などとやっていては、結局フォロアーの位置に甘んじるしかなく(そういう戦略もありますが)、どうしてもどこかで、「先をみる」技術が必要になる。過去の分析から分かることは、結局過去のことでしかないですからね。これがクリエイティブ ドリヴン マネジメントが必要だというポイントの、ひとつです。
と書くと、マネジメントがクリエイティビティを発揮すればそれでよい、という感じになりますが、それもクリエイティビティを発揮するタイミングや場面が重要です。ファイナンスでクリエイティビティを発揮しすぎて、粉飾決算なんて、目も当てられません。
ということで、
(1) 経営判断におけるクリエイティビティとはなにか (判断基準の問題)
(2) どのタイミングでクリエイティビティを発揮するべきか (タイミングの問題)
(3) どのようにクリエイティブなアイデアを実行に移すか (組織の問題)
という課題がありそうです。
この連載を通じて、すこしずつ明らかにしていこうと思っています。
■プロフィール
小山龍介(こやまりゅうすけ)
大学時代は映画作りに没頭。1998年、東急エージェンシー入社。大手通信会社のキャンペーンやECサイトのインターネットキャンペーンなどを企画、実施。2002年からはアメリカのサンダーバード国際経営大学院で学び、2004年にMBAを取得。現在はニューヨークを拠点に、Idea in Action, Inc.を経営している。クリエイティブ経営(Creative-Driven Management)の重要性に着目。ISIS編集学校の師範代もつとめる。1975年福岡県生まれ。京都大学卒。MBA。
アイデアを形にする会社
http://www.ideainaction.com/
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