小山@ニューヨークです。
ここ最近、ミッションドリヴン・マネジメント(ミッション経営)ということが言われてきたのですが、それはミッションだけでなんとかなるということではなく、あくまでミッションなくして経営(特に長期的経営)は成り立たないということです。たしかにそれはその通りなのですが、一段階、ほりさげてクリエイティブドリヴン・マネジメント(クリエイティブ主導のマネジメント)はないだろうか、と最近感じています。
▼クリエイティブ管理の困難
大学院卒業後、半年をニューヨークで過ごし、クライアントの関係で、数十社のクリエイティブ・ブティックと呼ばれる専門性の高い広告制作会社を訪問したのですが、改めて感じるのはクリエイティブの重要性と、そのマネジメントの難しさです。
クリエイティブは、
(1)その大部分を個人の才能に負っているが故に、
(2)そこに明確なルールが存在せず、むしろルールが破られることで革新的な表現が出現するが故に、
(3)クリエイティブの受取り手であるオーディエンスのニーズが日々変化し、捕らえづらい、
という点において、管理がとても困難です。おなじ個人の能力に負う野球は、ルールが決まっており(すなわち、翌年もけがや老いさえなければ同様の成績を残せると予想できる)、観客のニーズもつかみやすい点で、クリエイティブマネジメントよりは簡単だろうとも思います。
言ってしまえば、管理するという意味でのマネジメントにはそぐわない。
じゃあ、どうすればいいか。
クリエイティブを管理する、という発想を逆にして、むしろクリエイティブを主導に会社をマネジメントするという方法はないのだろうか?というのが僕の問題意識になってきました。
▼クリエイティブドリヴンという発想
ということで、このクリエイテッブドリヴンというキーワードを中心に、新しいマネジメントのありかたなど考えていきたいと思っています。よろしくお願いします。
■プロフィール
小山龍介(こやまりゅうすけ)
大学時代は映画作りに没頭。1998年、東急エージェンシー入社。大手通信会社のキャンペーンやECサイトのインターネットキャンペーンなどを企画、実施。2002年からはアメリカのサンダーバード国際経営大学院で学び、2004年にMBAを取得。現在はニューヨークを拠点に、Idea in Action, Inc.を経営している。クリエイティブ経営(Creative-Driven Management)の重要性に着目。ISIS編集学校の師範代もつとめる。1975年福岡県生まれ。京都大学卒。MBA。
アイデアを形にする会社
http://www.ideainaction.com/
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