2005年02月21日

[ タイトル:ゲームとしての株式投資]
[ 著者:下浦一宏 ]

デイトレ入門

こんにちは、下浦@トレーディング研究家です。株取引にも様々な形態がありますが、日替わりでポジションを入れ替えるデイトレードが人気です。デイトレにも様々なやり方がありますが、今回は「お父さんの為のデイトレ講座」として、中高年向きの方法を考えてみたいと思います。

▼ デイトレードの原理

株価の変動には、数分から数ヶ月、数年に及ぶ様々な周波数成分があり、どの成分に着目するかによって投資スタイルが異なってくる。デイトレで一般的なのは、「スキャルピング」と呼ばれる数分単位の売買を繰り返す手法であるが、これは反射神経や集中力を要し、初心者や中高年には向かない。失敗した時の損失も半端ではない。

http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_money/w001559.htm

http://daytrade.livedoor.biz/archives/2005-02.html#20050203

おすすめなのは、1日単位でポジションを持つデイトレ、および1週間程度ポジションを維持するスウィングトレードと呼ばれる手法である。デイトレの利点は「複利」に尽きる。アインシュタインが「複利」を「史上最大の数学的発見」と評したのは有名な話である。

http://blog1.fc2.com/winter511/blog-entry-97.html

http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/001908.html

複利の驚異にまつわる話として、知恵のある家来が殿様から褒美をせしめる話とか、新聞紙を何回か折り畳んだら富士山の高さになる話とか、様々なバリエーションがある。1日1%の利益でも1年間(250日)運用すれば、資金は12倍に増えるし、週1%でも1.6倍程度にはなる計算である。逆に1日1%失えば、1年後には8%に減ってしまう恐怖もある。

http://www.tech-land.gr.jp/thinkso/column/double.html

▼ 証券会社の選び方

デイトレをやるには、証券会社に信用口座を開く必要がある。会社により、手数料、資金管理(保証金管理、ループ取引)、銀行との資金移動コスト、システム安定性、注文方法の種類(逆指値有無等)、等が異なるので「ネット証券総合スレッド」等を参考にして頂きたい(*1)。

http://live19.2ch.net/test/read.cgi/stock/1105183641/

http://www.gomez.co.jp/scorecards/index.asp?Section_id=SC&topcat_id=64

口座種別として、「一般口座」、「特定口座(源泉無し)」、「特定口座(源泉あり)」がある。「一般口座」では、自分で売買記録を管理せねばならず面倒である。「源泉あり」の特定口座にすれば確定申告しなくて済むが、複数の証券会社や、複数年度で損益通算する場合は、別途確定申告が必要となる。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo114.htm

http://live19.2ch.net/test/read.cgi/market/1106809348/

腕が良ければ(1日の利益率:α>0.4%)、複利計算上「源泉無し」の方が有利である。「源泉有り」だと取引の都度10%の税を引かれるので、年間では、(1+α)^250-(1+0.9α)^250=25αとなり、α=1%とすると年間約25%のロスとなる。一方「源泉無し」では10%のロスで済む。

▼ トレードスタイル

中高年の場合、余り無理をせず、週1%程度の利益を目標にすべきである。大体、以下のようなトレードスタイルになると思われる。

・ 銘柄選定

IPO,新興企業、仕手株等、若者に人気の値動きの激しい銘柄は避け、東証1部の有名企業から値動きの素直なもの(急激に変化しないもの)を選択する。1日に取り扱う銘柄は1,2銘柄とする。銘柄を増やすのは監視の手間や手数料が増え意味がない。

・ 監視方法

BMW,マーケットスピード等でチャート監視する。板情報は参考程度。PC(ノートで十分)が2台以上あると、横目でチャートを眺めながらメールチェック等できて便利。225先物やTOPIXのチャートを同時に表示させておけば、値動きの先行指標になる。

・トレード方法

日中は売りポジション(寄り付きまたは高値で売って、安値または引けで買い戻し)、夜間は買いポジション(安値または引けで買って、翌日寄り付きまたは高値で売却)が基本。レバレッジは一杯に効かせる。0.5%~1%の値幅が取れればラッキーとする。損切りも同程度の水準。具体的な取引方針は個人の工夫次第。

(*1) 証券会社の比較について「ネット証券総合スレッド」より抜粋。数値は順に、最低委託保証金、委託保証金率、委託保証金維持率、買方金利、信用取引貸株料率、保証金一元管理、ループ取引、電子交付、を示す。幾つかの証券会社に口座を開き、情報分析用、取引用等で使い分けるのが一般的である。

E*トレード証券       30万円 33% 30% 1.90% 1.15% ○ ○ ○
松井証券           30万円 31% 20% 2.10% 1.15% ? ○ ○
楽天証券           30万円 30% 20% 2.60% 1.10% × ○ ○
日興ビーンズ証券       30万円 30% 25% 2.60% 1.15% ○ ○ ○
カブドットコム証券      30万円 33% 30% 2.30% 1.10% × × ○
コスモ証券          50万円 40% 30% 2.00% 1.15% ○ ○ ○
リテラ・クレア証券      30万円 40% 30% 1.85% 1.15% ○ ○ ○
センチュリー証券       30万円 30% 20% 2.00% 1.15% ○ ○ ×
岩井証券           50万円 33% 30% 2.00% 1.15% ○ ○ ○
Meネット証券        30万円 33% 20% 2.10% 1.15% ○ × ×

プロフィール
下浦 一宏(しもうら かずひろ)
トレーディング研究家
http://www.mankai.biz/shimoura/index.html

Posted by shimoura at 2005年02月21日 11:16 | トラックバック
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