最近、大阪の地盤沈下が進み、名古屋にも抜かれるのではとか言われている。市役所や教育委員会の不祥事とか、引ったくりが多いとか、昔はこうじゃなかったとか。
関電の社長を長く勤め、2年前に102歳で亡くなった芦原義重氏がどこかに書いておられたが、「金融を東京に持っていかれたのは失敗だった」と。
http://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/Comment/150713.html
そもそも住友銀行も野村證券も大阪が発祥の地である。堂島の米相場は世界初の近代的先物市場として江戸やシカゴに先行していたし、福沢諭吉も江戸には学ぶべきものはない、という言葉を残している。
http://www.sfc.keio.ac.jp/sfc-forum/forumnews/news68/forumnews68-2.html
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/fukuzawa.htm
江戸時代は基本的に地方税だけであったから、各藩には独自の文化が発展し、人材が育ち、明治維新で活躍した訳であるが、その結果生まれた明治政府が東京一極集中を進めたのは皮肉な話である。薩摩藩の独自性を守ろうとした西郷隆盛は残念ながら西南戦争で負けてしまった。
結局、カネの集まる所が繁栄するという当然の話である。またカネの集まる所に、ビジネスが生まれ、人材が引き寄せられる事になる。ここで郵政民営化を考えてみると、東京の大阪化が始まるのではないかと心配される。
従来、郵貯、簡保の350兆円が、国債とか、特殊法人とか、保養施設の建設とか、いろいろ批判はあるにせよ、日本国内(特に特殊法人の集中する東京)に流れていた。また郵貯で国債を買っていたので増税する必要が無かった訳である。
http://yukun.cocolog-nifty.com/mortgage/2005/08/post_e07a.html
郵貯を開放すると、ゼロ金利の日本から海外にカネ流れ出す事になり、日本は没落するだろう。税金を上げざるを得なくなり、貯金はイラク戦争やハリケーンの復旧工事や日本企業の買収資金に使われるはずである。
今年の正月に、高校の同窓会に呼ばれて講演させて頂く機会があった。最初に教頭先生が「我校は、10数年振りに東大現役合格者を出しました!」と挨拶されて、その純粋さに感動を覚えたのであるが、多分彼はもう大阪には戻って来ないだろう。因みに大阪第9学区では一番の進学校である。
http://www.osaka-c.ed.jp/kishiwada/aisatu.htm
http://education.ddo.jp/kagaku/21century.htm
海外へのカネの流出に対抗するには、優秀なFXトレーダーを養成し、外人からカネを巻き上げて日本国内に還流させる、という作戦はどうであろうか?
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