2005年10月12日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

確率論的世界

私の理解が正しければ、世の中には方程式やルールで記述される決定論的系と、データの集合で表現するしかない確率論的系が存在する。演繹法と帰納法といったイメージか。

決定論的系には、線形と非線形があり、コンピュータに方程式や、ルールをぶち込んで計算すれば、一応答えは得られる。ただし、初期条件が少し違っただけで、全然違った結果になる場合があり、カオス性と呼ばれる。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/seri-cf/

実際、決定論の範囲でもかなり複雑な世界が出現することが判っており、小惑星が地球に衝突するとか、しないとか、いろいろ議論されている。技術者は、線形にせよ非線形にせよ、決定論的な問題を中心に扱ってきた。

しかし世の中には確率論的に対処しなければいけないケースが多々あり、その判断の合理性でもって、企業や人生のパフォーマンスは随分違ってくるのである。特に株とかFXとかの世界では、確率論的問題に合理的に対処する事が求められる。

株価のチャートを見ると、何か規則的なトレンドとか周期性があるように見える。多くの場合、これはインクのシミが何かに見えるロールシャッハテストと同じく目の錯覚であり、乱数を使って描いても似たようなパターンが出現するのである。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534038941/

で、ランダムな動きから利益を得る方法は(多分)存在しないので、規則性のある部分を見つけなければいけないが、少なくとも2つのケースがあると思う。1つは、仕手株のケース、もうひとつは長期トレンドの認められるケースである。

前者に適応したのがデイトレーダーであり、後者の極端な例がバフェットに代表される長期投資家である。

Posted by shimoura at 2005年10月12日 05:54 | トラックバック
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