皇室典範改正において、Y染色体が問題になっているようである。進化生物学者が、こういった問題で発言するのは面白いと思う。少子化問題でも、「有能な女性が遺伝子を後生に引き継がないのは国家的損失だ」という議論があって良い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000004-san-pol
親、祖父母、と遡っていくと、25代(500年)程度遡ればご先祖様の数は3000万人となり、当時の人口を超える。即ち全日本人は50親等以内の親戚と考えられる。天皇と同じY染色体を持っている人間も無数に居ることだろう。
我々の遺伝子をずっと遡っていくと、数十億年前の単細胞生物まで一度も途切れる事なく続いているというのは、驚異的事実である。ヒト(新人)が誕生したのは10万年くらい前らしい。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/1/1-07.html
この連鎖を自分の世代で途切れさせるのは、生命の歴史に対する責任問題であるし、そうせざるを得ないのは、社会制度とか、常識とか、何かが間違っていると考えざるを得ない。特に誤解されているのは、「選択権を持つのは、男か女か?」という点である。
ところで進化の原動力は何なのだろうか? 1世代20年として、10万年を割ると5000世代となる。たった5000世代で人類がここまで進化するのは驚異である。テニスやゴルフで180cmを超える美女の活躍を見ると、ヒトの進化はまだまだ続くような気がしてくる。
突然変異のような悠長な変化では、こんなスピードで進化しない。ハッキリ言ってしまえば、「メスがかっこいいオスを選んできた」と考えられる。韓国まで追っかけして、空港でキャーキャー言っているオバサン達を見ても明らかであろう。
昔は100匹程度のオスとメスが集団で暮らしていて、生まれてきた子供の父親など気にせず、公共的存在として平等に育てられたのであろう。家族とか、夫婦とかが独立するようになって、不倫とか、重婚とか、ややこしくなっている訳である。
オスがメスに選ばれる存在に過ぎない事は生物界の常識である。R.ドーキンスによれば、オスは「利己的な遺伝子」の入れ物に過ぎない。妥協しない点がメスとオスの本質的違いであるが、出産の危険や、生命進化の責任を考えれば当然であろう。性犯罪が重罪なのは、「生命の掟」に反するからである。
これに忠実に従うと、「シングルマザー支援策」を打ち出せ、とかいう事になってしまうのであるが、「子育て」というのは、道路や橋の建設以上に公共事業的使命を帯びているのも確かである。将来の日本を支えるのは、子供達以外にはあり得ない訳で、公共事業費を子育て支援に回したって全然問題無いと思う。
少子化問題において、進化生物学者がきちんと発言しないのは無責任である。ここは、ガリレオのような学者が現れて、「それでも女性を中心に回っている」、と主張して裁判で闘うべきであろう。法律などは、高々、数千年に過ぎない訳で、生命の歴史とは重みが違うのである。
http://ibuki.ha.shotoku.ac.jp/school/science/galileo.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ix6k-smur/ecoc/Pisa2.htm
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