2006年07月02日

剣道と柔道の違い

亡くなった橋本元首相は剣道6段だったらしい。剣道と柔道は根本思想が異なる。柔道の高段者には人格者が多いが、剣道の名人は一匹狼の個性派が多い。

運動不足解消にテニスをしようと思ったが、京都のような盆地では一般に開放されているテニスコートが少ない。その代わり、武道関係が充実している。近くの小学校で剣道をやっていたので見学にいった。
http://www.kyoto-su.ac.jp/circle/kenshukai/katudou.html

私は中学から高校1年まで剣道部に所属していた。剣道はゲーム化されているが、本来、刃物をもって対峙する以上、平和的解決というのはあり得ない。生きるか死ぬかの戦いである。

互いに無傷というのもあり得ない。どちらが致命傷を与えるか?という事である。剣道の教科書には、「肉を切らして骨を断つ」など物騒な言葉が並んでいる。 この辺りの事情については、坂口安吾による宮本武蔵の分析が興味深い。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42624_21406.html

「残心」という言葉もあるが、技が決まった後も、瀕死の相手の反撃を警戒せよ、という事である。柔道のように技が決まってガッツポーズするなど考えられない。敗者に対し不謹慎である。
http://www.cyber.kbu.ac.jp/club/kendo/riron8.htm

その点、柔道は平和である。嘉納治五郎が船上でロシア人士官を投げ飛ばした時に、頭を打たないように支えたという逸話があるが、平和的解決を目指すスポーツであると思う。剣道の場合は、いかに無用な戦いを避けるか? が重要になる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E7%B4%8D%E6%B2%BB%E4%BA%94%E9%83%8E

Posted by shimoura at 19:05 | コメント (130) | トラックバック