2006年07月22日

平安女性と知的生産性

日本の歴史上、知的生産性が異常に高い集団がある。平安時代の宮廷勤めの女官達である。これについては、長谷川晃先生の分析が面白い。
http://education.ddo.jp/kiev/hasegawa.wmv

この中で先生は、紫式部、清少納言、和泉式部、赤染衛門の生き方を題材に、1000年以上も前から日本女性は解放されており、自分の思い通りの生き方をしていた、と述べられている。(新世代女性塾の開講パーティーという事もあるが)
http://education.ddo.jp/venus/
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私は理系の出身であるので、平安文学については、高校の頃にサワリをやっただけであるが、平安時代よりハルカに多くの女性が開放されているはずの現代社会において、歴史に耐えるような文学作品が産み出されないのはなぜか? 不思議であった。

一つには、現代社会では「感じる、表現する」といったコミュニケーションの基礎訓練が不十分という事である。泣いたり笑ったりといった派手な感情表現だけでなく、季節や虫の声など自然に対する繊細な感覚や、キラリと知性を感じさせるウィットに富んだ表現力などである。

二つ目に、現代女性は形の上では解放されているが、真の意味では開放されていないという事である。現代のOLは経済的にも、時間的にも自由とは言い難いし、法的、道徳的制約もあり、和泉式部のような生き方は難しい。

一つ目については、個人がブログで表現し始めたのが救いである。平安女性らも、日記を基礎としており、元祖ブログの女王と言える。これら先人の遺産を勉強し直すのが、日本人のアイデンティティーを取り戻す近道だと考える。
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Posted by shimoura at 08:29 | コメント (132) | トラックバック