2006年07月29日

21世紀の森鴎外

現在求められるのは、高齢化、国際化、エネルギー問題など21世紀の現実に対応した社会を設計、構築する事だと思う。

高齢化については、先日、森鴎外の「高瀬舟」そっくりの事件があった。認知症の母親の介護に疲れた孝行息子が、生活に行き詰まり、母親の合意の元に、桂川の堤防で心中を図ったもので、状況が余りにもそっくりである。
http://www.matino-akari.com/linksyu/log/news/04678.html
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/46234_22010.html

「高瀬舟」については、昔、国語の先生が朗読して下さった記憶があるが、社会の歪みは鴎外の時代から少しも改善されていなかった訳である。若者の練炭自殺とか、30代の過労自殺、中高年男性の自殺率も相変わらず高く、これら社会の歪みの中で死んでいく人々を放置するのは、現代社会の最大の恥である。

小さな政府を指向すると、公的機関は頼れなくなるから、社会福祉は地域社会でやらざるを得なくなる。結局、2007年以降増えてくるリタイア層の行動に期待せざるを得ないと思われる。

Posted by shimoura at 16:17 | コメント (59) | トラックバック