ネット時代に期待されるのが、大所高所から客観的視点を提供する「ご隠居さん」の復権である。「企業中心社会」の弊害を打ち破るには、高齢者に期待する所が大きい。
約3年前にこのメルマガに書き始めた最初が「退職者連合について」という題であった。組織を離れた退職者が、客観的視点から現役世代へ提言をされる事を期待したものである。
http://www.asahi-net.or.jp/~ix6k-smur/mankai/2003/0915.html
その後、紹介した「EEE会議」がキッカケとなって、少なくとも3つの進展があった。一つ目は「石油ピーク」への対応である。原子力見直しの動きや、石井吉徳東大名誉教授による「もったいない学会」設立などの動きが出てきている。
http://www.eeecom.jp/
http://education.ddo.jp/ishii/
http://www.mottainaisociety.org/mainmenu.html
2つ目は、インドとの原子力協力であり、元外交官の金子熊夫氏の尽力が大きい。NPTを盾に関係を断つのは国益に反すると粘り強く活動された結果である。
http://education.ddo.jp/eee/kimura/
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/npt/
3つ目は、原子力開発体制に関するもので、元東電副社長の豊田正敏氏が「濃縮施設-失われた20年の空白」という論文で国の官僚的かつ無責任な開発体制を批判されたものである。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/science_environmental/article.aspx?id=20070118000455
http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20070118010006521.asp
政府は、パブリックコメントなど募集しているが、不都合なコメントは隠蔽できる訳でフェアでない。タウンミーティングでは一応、自由に発言できることになっているが、ヤラセ問題が発覚した。政府に対等な立場で提言する機会が無ければ、健全な民主主義は実現しないと思う。
高齢者は「地域」をベースに活動するから、「企業中心社会」から「地域中心社会」への転換においても重要である。子育てが難しかったり、過労自殺が増えたりするのも、すべて「非民主的」な企業文化の弊害である。
もちろん金融資産の点でも、高齢者の経済行動は重要である。地域社会でオカネが回る仕組みを考える必要がある。高齢者を積極的にバックアップする仕事をしたいと考えている。
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