2007年02月20日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

FXとレバレッジ

確定申告シーズンという事もあるが、FXの脱税が増えているようである。FXはレバレッジが高い分、株式よりも危険である。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070218i101.htm

相場で生き残るには、2つの条件を満足する必要がある。一つは優位性を持つ事であり、もう一つは、マネーマネージメント(MM)である。

レバレッジの低い所では、MMは気にする必要は無く、優位性(手法)の獲得のみ考えれば良い。ただ、FXや先物などレバレッジが高くなると、優位性を持っていても、運が悪ければ破産するのである。これは企業の黒字倒産に似ている。

MMについて理論的に研究したのは、ベル研究所の研究者であったJ.L.Kellyである。ケリー基準については、以下のサイトが詳しい。このサイトの作者はタダモノではないと思う。
http://www.geocities.jp/y_infty/management/index.html
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Larry_Kelly,_Jr
http://www.mankai.biz/archives/2006/02/post_197.html

ケリー基準を使えば、例えば勝率60%、損益率1.0のトレードでは、資金の20%を賭けるのが最適だと求まる。これについては、ラルフ・ビンスという人が実験をして、優位性を持っていても生き残るのが難しい事を実証している。
http://www.geocities.jp/y_infty/management/experiment.html
http://www.enjyuku.com/dvd/st/avexfreak_st384_PS.wmv

ただ、ケリー基準には批判もあり(教科書で有名な Samuelson なども論文を書いている)、最も問題なのはドローダウンが酷すぎる事である。(資金の50%とばす確率が50%)
http://www.geocities.jp/y_infty/management/flaw.html
http://www.geocities.jp/y_infty/management/drawdown.html
http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=389451

実際はドローダウンを考えて、Fractional Kelly というのを使うようである。以下のサイトの「破産確率計算プログラム」は使える。
http://www.geocities.jp/y_infty/management/frac_1.html
http://www.geocities.jp/y_infty/management/bankruptcy.html
http://www.geocities.jp/y_infty/management/soft_dl.html

結局、クリック365のような低レバの所で、スワップ受け取り側で、複数通貨に分散して、長期保有すべし、という結論になりそうである。新聞記事のように、高レバを煽るような書き方をするのは良くないと思う。
http://www.click365.jp/
http://swap.sakura.ne.jp/

Posted by shimoura at 2007年02月20日 03:12 | トラックバック
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