2007年02月25日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

株式と売買位相

前回、高レバの危険性について指摘したが、低レバの株式投資でも90%は負けると言われている。主な原因は「位相遅れ」である。

位相遅れとは、個人投資家の売買が、プロの動きに遅れている事であり、簡単な数学モデルで示す事が出来る。
http://education.ddo.jp/etf/ubiquitous.files/frame.htm#slide0106.htm

プロの動きを先読みする事は可能か? デイトレーダーは板情報や225先物など監視する事でこの課題に取り組んでいる。ただ、デイトレは証券会社の自己売買部門でもやっており、プロに勝つのは並大抵の事ではない。

さらにプロは、夜間にCMEにアクセスしたり、現物と先物の裁定取引をしたり、アナリストミーティングに参加したり出来る訳で、アマの勝てる領域というのは限られたケースとなる。

(ケース1)買いっ放し
買いっ放しであれば、売買タイミングから生じる問題は回避できる。ポートフォリオ理論によると、TOPIX先物やETFなどインデックスファンドが良い。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/

(ケース2)日足スイング
故増田正美氏による、「MM法」など日足ベースのスイング手法であれば、デイトレよりも勝てる可能性は高いと思う。増田氏は、個人がプロに勝つにはテクニカルしかない、と言っておられた。
http://www.mm-club.net/
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784620316383

(ケース3)銘柄間裁定
売りと買いを同時に行う方法で、ヘッジファンドが使う手法である。位相遅れの問題がキャンセルされるのがミソであるが、トレンドもキャンセルされるので、トレンドのある時には不利になる。銘柄選びがポイントである。
http://www.trapeze7.com/sec/index.html

その他、25日線からの乖離率を評価する手法などもあるが、銘柄選定など、それなりの研究と労力を要する。どれが良いかは好みにもよるが、最近は金余りで株価が上昇しているので、小細工するより買いっぱなしが良いかも知れません。

個人ベースで研究するのは大変なので、手法を確立した人に運用を任せられれば便利ですが、残念ながら証券取引法とかの縛りで簡単ではないようです。富裕層向けには、ヘッジファンドとか、ラップ口座とか、ハイリターンの投資商品があるが、一般向けは限られているのが株式や、FXブームの背景にあると思われます。
http://saitama.no-ip.com/market/rank_other.html?t=2
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/m_guide/20040511.htm

またNPOや地域ベースの活動に、小規模ファンドが利用できないか? というのは今後の研究課題だと思います。
http://www.mankai.biz/archives/2006/12/post_252.html

Posted by shimoura at 2007年02月25日 15:39 | トラックバック
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