2007年03月19日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

オプションの愉しみ

個人投資家の究極のトレード対象というと、オプションではないかと思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%8F%96%E5%BC%95

オプションを発明したのは、古代ギリシアの哲学者タレスだと言われている。紀元前6世紀の頃である。哲学に熱中する余り、貧乏であったタレスは世間の嘲笑を浴びていた。そこで天文学からオリーブの豊作を予測し、「圧搾機を使う権利」を買い占めて一儲けしたのが、オプションの始まりである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%B9

タレスは最初の哲学者とされており、究極の物質は何か?最初に考えた人間である。即ち現在の素粒子論などに通じる科学者の元祖である。彼は、「万物の根元は水である」という説を唱えた。「汝自らを知れ」というデルファイの神殿に刻まれていた言葉も彼の言葉という説もある。
http://www6.plala.or.jp/swansong/2/001020ver2.html
http://subsite.icu.ac.jp/people/yoshino/essaywater14.html

科学技術の将来予測に用いられる手法に、「デルファイ調査」があるが、未来を予測して現在の意志決定を行う、という人類の営みにタレスは深く関与している訳である。また20世紀の金融工学は、オプション価格決定法を巡って展開された。
http://sci-tech.jugem.jp/?day=20060520
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu11/siryo/05020401/005.pdf

ベンチャー企業のストックオプションとか、個別株を対象にしたワラントなどもオプションであるが、メインは大証の日経平均株価に対するオプション取引である。タレスの影響か、オプションのリスク評価には、4つのギリシア文字が使われる。
http://www2.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
http://www.ose.or.jp/futures/ind_da.html
http://www.tse.or.jp/beginner/option/cd-rom.html

オプションを使うと、比較的少額で、マーケットニュートラルなポジションを作る事が可能である。その場合、ポジション評価額は、相場の状況(インプライド・ボラティリティー)で上下する。前回紹介した、「現状把握型」のトレードが可能となる訳である。
http://www.option-dojo.com/kn/225_latest.html
http://blog.livedoor.jp/actok/

Posted by shimoura at 2007年03月19日 15:40 | トラックバック
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