2007年03月27日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

電線の話1

銅価格上昇に伴い、日本でも電線泥棒が増えているようである。銅が不足すれば、アルミを使う手もある。

ここ2年間で、銅価格は4倍程度になっているようである。どんどん上昇すれば、10円玉が10円以上の価値を持つようになり、コインを溶かす人が出てくる可能性もある。
http://www.mogami.com/copper.html
http://copper-market.seesaa.net/

アルミ価格も上昇しているが、銅よりはマシなようである。アルミニウムは地殻中に多量に存在するので、精錬にエネルギーを要するが、資源量的には問題ない。1円玉は不滅である。
http://www.fuji-ft.co.jp/selection/alumi/index.htm

電力会社からも、時々、青年海外協力隊などで途上国へ技術指導に行く人が居る。途上国では、電線に電圧をかけておかないと、一夜にして取られてしまうという話はあるが、まさか日本がそこまで落ちぶれるとは思わなかった。
http://www.jica.go.jp/activities/jocv/

一般に送電線(鉄塔に乗っている)は、アルミニウムが使われるが、配電線(電柱に乗っている)は、銅が使われている。私の知る限り、配電線にアルミを使っているのは、堺市の「泉北ニュータウン」だけである。

アルミの方が比重は軽いが、電気伝導度が多少落ちるので、同じ電流を流すのに断面積が大きくなる。某K電力の場合、幹線に、銅線では80スケ(80mm2)を使っているが、アルミだと130スケだったと思う。

私が一番最初に配属されたのが、堺営業所の配電課であったが、アルミは「当該品」とかで、一々伝票をきる必要があり、結構面倒であった。今でもやってるのかな?

もし読者に「泉北ニュータウン」にお住まいの方が居られれば、空を見上げて欲しい。電線が太い事に気付くはずである。

Posted by shimoura at 2007年03月27日 04:23 | トラックバック
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