2007年04月23日

[ タイトル:ソリトン通信]
[ 著者:下浦一宏 ]

マルチの研究

マルチ商法というのは、何時の時代になっても無くならないようである。また大企業のピラミッド構造は、マルチ商法に似ている。

マルチ商法(MLM: multi-level marketing)というのは、それだけでは違法ではないようである。(無限連鎖講は違法)法律に触れないように様々な工夫がなされるが、利益や権限が、ごく一部の人間に集中する仕組みは変わらない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E5%95%86%E6%B3%95
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E9%80%A3%E9%8E%96%E8%AC%9B
http://ja.wikipedia.org/wiki/MLM

これは、大企業のヒエラルキーに似ている。民主主義と言われるが、会社(大企業)の内部は、階層的身分社会であるし、社長は選挙で選ばれる訳でもない。人事異動のシーズンには、「玉突き表」が作成され、資格が上がったとか、下がったとかで一喜一憂するのが現状である。

私の居た会社では、平社員で6階層、その上が管理職で6階層、さらに上に取締役が6階層といった感じで、荘厳なピラミッドを構成していた。当然、上に行くほどポストは少なくなり、押し出された人間は関係会社などに出て行く事になる。

大企業のヒエラルキーの息苦しさは、マルチ商法に似ている。マジメな若手社員が、プレッシャーからノイローゼになったり、能力を十分に発揮できないケースも見てきた。大企業や官僚組織への就職は、人生を賭けたマルチに参加する事でもある。

当然の事ながら、上のステージに上がるほど給料が増えたり、権限が大きくなったりする。問題を起こすと上のステージに上がれなくなるので、事故隠しなども発生するように思う。

早期退職した理由の一つは、人間を1次元的に判断してしまう組織に嫌気が差したという面もあるし、人間関係や形式的な資料作成よりも、もっと自由に、人類社会の未来とかを考えたりしたかったからである。

ただ大きな組織になると、ヒエラルキーは避けられないと思うし、「いかにして生産的で持続可能な強い組織を維持するか?」、というのは重要なテーマである。西郷隆盛は、「功あるものには禄を与えよ」と言っているが、成果主義が失敗したのも、禄と地位を一緒くたにしたからであろう。
http://blog.goo.ne.jp/umeboshi-denka/e/73e2903f762b684f4850b94b5b2ae89f
http://www.jca.apc.org/toudai-shokuren/dekigoto/01050411sp.html

最近のマルチでは、情報技術を活用した複雑なコミッション管理システムを採用しているようであるが、大企業の人事システム等にも応用できる可能性がある。(冗談)
http://gensen.1shoukai.com/img/jigyousetumei.mht
http://net-communication-service.com/setumei/hot/

Posted by shimoura at 2007年04月23日 17:47 | トラックバック
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