9月の科学カフェは、藤原顕氏(元宇宙研教授)による「惑星探査の話~小天体の科学とはやぶさミッション~」であった。
http://www.youtube.com/watch?v=_4CeVVhpdW8
http://ameblo.jp/kagaku/entry-10045649115.html
http://education.ddo.jp/kagaku/fujiwara01.wmv
上のフィルムを観て、なぜ「ハヤブサ」なのか理解できた。2枚の太陽電池パネルを開いて小惑星に舞い降り、そのカケラを啄んで舞い上がる様子が、ハヤブサに似ているからである。
ハヤブサが向かったのは、小惑星「イトカワ」である。宇宙に浮かぶ「ラッコ」のような形をしている。糸川英夫博士の追悼文集も興味深い。なぜ内之浦に日本のロケット基地があるのかも理解できた。
http://www.isas.ac.jp/ISASnews/No.315/ISASnews315.html
http://www.isas.ac.jp/ISASnews/No.217/ISASnews217.html
赤道に近い場所から、東に向けて打ち上げる事で地球の自転速度を利用できる訳である。内之浦町長であった久木元峻氏の追想を引用すると、
http://www.isas.ac.jp/ISASnews/No.217/tokushuu-08.html
「その後直ちに現地に赴くことになり,数カ所を見て廻って何れもお気に召さず,最後に長坪の峠に差しかかった時,教授は太平洋に向かって小用を足されながら「ここだ!」と叫ばれた。」
今回のハヤブサミッションは、1955年のペンシルロケットから始まった日本の宇宙開発が、半世紀を経て到達した一つの頂点であり、2010年に無事にサンプル回収に成功すれば、ノーベル賞ものだと思う。
糸川英夫氏はマスコミの批判で東大教授を追われ、組織工学研究所を創立し、「海洋工学、エネルギー貯蔵、都市開発、地球環境問題等の課題に取り組み国内外の人々の啓蒙と交流に努めた。 」という事であるが、これらはまさに現在の研究課題である。
http://www.civic.ninohe.iwate.jp/100W/08/077/index.htm
http://www.dyart.jp/ito/itojogen.htm
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/8342/itokawa.htm
トレーディングが、魔術から科学に進化するには、基礎理論と共に、シミュレーションによる検証技術が決定的に重要である。
http://www.esystemtrade.com/yasuda_seminar.html
http://www.iitech1.com/j/saito_semi.html
計算機に基礎方程式をブチ込んで、チカラ任せに計算することで、新しい気付きがある。光ソリトンの場合は、Mathematica を使って非線形の方程式を計算するのであるが、理論家が気付かないような発見をする事があった。
http://www.asahi-net.or.jp/~ix6k-smur/soliton.html
例えば、光ソリトンの最適信号強度は、信号速度やアンプ間隔に依存しない、という性質がある。信号速度が上がると、ソリトンのパルス幅が縮小し、信号強度も一見上がるように思うが、実際は、最適分散が小さくなって、最適信号強度は一定に保たれるのである。
http://www.mankai.biz/archives/2006/10/post_235.html
周期的に分散補償した線路におけるソリトン伝送では、分散マネージメントの強度に最適値が存在するが、理論家は摂動法など使って苦労していたが、シミュレーションだと比較的簡単に求まってしまう。ソリトンの波形もsech型からガウシアンに変化する。
保田氏も自慢しているように、数千銘柄のデータを引っ張ってきて、最適値を計算するには、それなりのプログラミング力が必要であり、普通の個人投資家には不可能であった。またトレーディングの基礎方程式というか、基本原理も良く解らなかった。
ここ数年、個人投資家も多大な犠牲を払って学習してきたし、定量的、科学的に議論できる素地が形成されてきたと思う。経済物理学の研究もあり、価格変動のメカニズムがかなり解明されて来ている。
ネット証券の隆盛に較べて、投資理論の方は幼稚なレベルに留まっていたのであるが、やっと光が見えてきたように思う。今後5~10年で、海外のヘッジファンドとも個人レベルで互角に勝負できるようになると思う。
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