京都の某有名経営者が、いかに自分が質素な生活をしているか雑誌で自慢していたが、
確かに、経営者が質素な生活をしている方が世間受けは良いのであるが、その結果、東京一極集中が加速し、地域の雇用が失われるのであれば、ケシカラヌ話であると思う。
高齢者が地域社会でカネを使わないから、間接金融を通じて、東京やらアメリカやらに流れていくのである。海外では、チップを通じて、消費税十数パーセント分のカネが地域社会で回る工夫をしている。
地域社会でカネが回るようにしないと、ますます地方は疲弊するばかりである。
リスクを避けたがる傾向の強い日本人にあって、客室乗務員という職業が結構人気があるのは不思議な現象である。海外の航空会社では、普通のオバさんが乗っており、特別人気の職業とも思えない。
911でビルに激突する映像など流れる中で、毎日毎日飛行機に乗るのは、人生を達観していないと出来るものではないと思う。その潔さが日本的尊敬を集める所以である。
そして彼女らは、若くして後輩に席を譲り、第二の人生を歩み始めるのである。例えば政治の世界に。落ちていく飛行機の中で、最後まで希望を捨てずに冷静に行動する事は、選挙に通じるものがある。
関電の研究所のある尼崎市の市長は全日空の出身であった。座右の銘は、
There is always something you can do.(いつでもどんなときでもやれることはある)
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/welcome_mayor/004aisatu.html
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/welcome_mayor/004profile.html
京都府北部、与謝野町の町長は、日本航空の出身である。座右の銘は、
If you can dream,you can do it!(夢の蓄積は正夢となる)
http://www.town.yosano.lg.jp/view.rbz?cd=885
http://www.town.yosano.lg.jp/view.rbz?cd=884
先日、京都府の地域力再生「京のチカラ、明日のチカラ」コンクールに科学カフェは出場したが、与謝野町の町長が審査員をしておられて、名刺交換させて頂いた。
小さな町の町長は、資金繰りに悩みながら、いかにして自分の町を盛り立てるるか常に考えておられるようで、中小企業の社長さんのようである。
コンクールの結果は、見事府知事賞で、山田知事と握手をしてきた。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007110200203&genre=K1&area=K10
「100年の難問はなぜ解けたのか、天才数学者失踪のナゾ(NHK)」は大変面白かった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071022.html
ポアンカレ予想に嵌った数学者達の物語である。難問というのは魔力を持っていて、その魅力に取り付かれると抜け出すのは困難となる。やがて人格を破壊し、他の事は何も出来なくなってしまうのである。
http://www.mankai.biz/archives/2006/08/post_230.html
難問は、最初は簡単に思える。過去に成功体験のある研究者程それに挑戦して見たくなる。(*)やがて解けた気分に陥って高揚する。しばらくすると間違いが見つかって失望する。ほどなく別のアイデアが浮かんで挑戦する。(以下その繰り返し) そうしてどんどん深みに嵌っていくのである。
コンピュータソフトなどにも、このような魔力があると思う。完全を目指して延々とバージョンアップを繰り返す事になる。この繰り返しの中にこそ、人間の精神的価値が認められるのだと思う。
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