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◇コラムバックナンバー【週刊☆ビジマ】vol.14 家のローンの残高は2500万円・・・

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       『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』
             (週刊☆ビジマ)

    eビジネス,マーケティング,経営戦略を考えるためのヒント

   http://www.tokeidai.net/works/    2003/06/04発行 No.014
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【 CONTENTS 】

☆『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』

第2回 サラリーマンが「アスクルをつぶす」活動開始までの裏話

               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力

☆読者と一緒に【ビジネス談笑】第5回

       「匂いを使ったBrand Recognition!?」

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こんにちは。

【週刊☆ビジマ】編集のコヤマンです。

ビジネスで面白いのはなんといっても裏話(^^;

成功の裏にはたくさんの失敗があるし、
セオリー通りのビジネスなんて存在しないですから。

そんな意味でも今回は、
(株)カスタネット植木さんの『ベンチャー奮闘記』は必見!

ビジネスアイデアの誕生秘話、根回しから退職金の話まで。
家族の方が心配された話なんか、ちょっとほろりとしました。


では、『ベンチャー奮闘記』2回目をお楽しみください!

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『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』

第2回 サラリーマンが「アスクルをつぶす」活動開始までの裏話

               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力
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(株)カスタネットの植木です。
今回は、大日本スクリーン製造(株)の社内審査をクリアする奮闘記をお伝えし
ます。


▼ その閃きは、風呂に入っている時にやってきた。

大日本スクリーン製造(株)での仕事は、営業部門の業務(売掛債権の管理)を
しながらプロジェクトリーダーとして全世界の売上予定〜入金管理までの販売管
理ネットワークシステムを構築する仕事をしていました。

全世界の在庫状況の確認や工場から届く出荷データで自動売上などの省力化を図
り、当時の社内では画期的なシステムでした。お金も数億円使わせて頂きました
が…。

約10年のプロジェクトも終了し、開発管理部門に異動していたある日、出入り
の文房具屋さんが「新しく在庫センターが出来たがシステム障害で文房具の納期
で困っている…」

その時は「遅れた業界だな〜今頃在庫センターなんて…。企業と企業がデータ交
換して在庫を持たない方向なのに…」と思っていました。

それから半年後のある日の夜。いつもなら、カラスの行水の様に短時間で入る風
呂に、その日に限ってゆっくりと入っていました。少し前に出来た、社内ベンチャー
制度のことを思っていると…。

『そうだ! 文房具屋さんには、顧客から受注データを受け取り、在庫センター
に発注出来るところはないはずだ!』『今までのコンピューターを活用した業務
処理ノウハウ。オフィス用品の販売に利用出来る!』

その瞬間、事業の神様が見えた気がしましたね。


▼ ベンチャー制度の審査が通らない

社内ベンチャー制度が出来ても「文房具屋で飯を食う企画」が出るとは誰れも思
っていなかった様で、何回審査しても“保留”…。

それもそのはず、装置メーカーの会社ですから何千万、何億との取引が多く、円
単位の商品で事業にすると言っても分かるわけはないですね。

更に、プラスの子会社のビズネット(アスクルもプラスの子会社)が大日本スク
リーン製造(株)に提案してきたものが、苦労して作成した企画書とほぼ同じ内
容。情報が漏れたかと思うほど構成まで同じでした。

しかし、良く考えると「買う立場から物を見て、それをシステム化」すると同じ
ものになる事に気がつきました。どちらにせよ、ベンチャーとしての新規性がな
くなり、審査も窮地にたたされました。


▼ 新たな閃きが、特許出願に

もうこれで駄目かと思いましたが、ここで引き下がることは出来ない!
その日から、何かしかの新規性を考え始めました。一日、何をする時も頭の中は
新規性の事業を探すことで一杯でした。

寝るのも惜しんで、考えましたね。
すると数週間後…。最初の風呂と同じ様な感触があって…。
そのアイデアを“ビジネスモデルの特許出願”することが出来ました。


▼ 最終審査は根回し

特許も出願した、これで審査が保留になればもう後がない!
今から思えばとんでもない行動に出ました。それは、審査員は役員でしたので、
役員室廻りを始めたのです。

『ここまで準備したので審査を通してほしい。会社を辞めて創業してもリスクは
全て私にある。』

最終審査では誰からも反対もなく、保留になりそうな質問もなく、社長をはじめ
審査員からは温かいお言葉を頂き、合格したのです。
それは最初に提案してから一年後でした。


▼ ほんとに会社を辞めるの?

多くの方々にご心配をかけました。

家庭があって、子供にお金がいる年代、そして家のローンも有るのにそんな冒険
をしなくてもと…。

人事制度が変わり管理職(課長)に昇格するには試験制度が生まれ、その試験に
合格して課長になっていたから余計心配かけたと思います。
年俸も数百万円増えていましたし…。

家族は、言い出したら聞かないとわかっていたのか、審査に通らないと思ってい
たのかはわかりませんが、一年間反対はありませんでした。
ただ、最終審査の朝家族に今日審査が通ると辞表を出して来ると言ったところ、

『お父さん、ほんとに会社を辞めるの…』

一年間も家族に心配をかけていたことに気がつきました。

『そのうち、大豪邸に住んでやると思ったのですが…。まだ、ローンが残ってい
る家です…。』


▼ その時のお金は?

ベンチャー制度であっても、通常退職金でした。車のローンを先に相殺され、退
職金が振り込まれる日にそのまま資本金に。

残ったお金は、約20万円。
家のローンの残高は2500万円

退職から3ヵ月後、45歳以上希望退職制度。約2年分の割り増し。
当時、42歳。悔しい思いはありませんでした。

退職から1年3ヵ月後、40歳以上希望退職制度。同じく約2年分の割り増し。
少し、悔しかった! 事業も一番苦しい時期でしたし…。

次回は、安く販売出来ているその理由を少しお話しします。


■ プロフィール
植木 力(うえき ちから)

株式会社カスタネット 代表取締役社長
京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
TEL(075)681−9100
FAX(075)693−4625
京都府宮津市出身。
京都府立峰山高校を卒業後、航空自衛隊に入隊。
大日本スクリーン製造(株)では開発管理課長など管理系の仕事に従事する。
http://www.castanet.co.jp


> みなさまのビジネス裏話も聞かせてください!
> ご感想、投稿はこちら→mailto:marketing@tokeidai.net


★当社が初めて開催する報告会(講演会)をご案内させて下さい。
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   ◆◇『ソーシャルベンチャーを目指す事例報告会』開催 ◇◆
              2003/6/14 (sat) 10:00〜12:00
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 社会問題に経営的視点を持って問題解決する
Social Ventureを目指して

 オフィス用品販売の(株)カスタネットは、開発途上国の教育環境支援と
 してカンボジアの小学校へ中古文房具を寄贈する活動をしています。
 この社会貢献活動にビジネスを融合し更なる事業展開をしている
 当社のソーシャルビジネスモデルをご紹介致します。
 また、講師をお迎えして「社会的ニーズ/企業経営/社会起業家」を
キーワードに現代社会に求められる社会貢献事業のあり方について
考えていきます。
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 参加費は、オフィスや自宅に眠ったままの中古文房具3点のみ
 参加するだけで、あなたの「社会貢献」が始まります!!

 [日 時] 2003年6月14日(土) 10:00〜12:00 受付9:30〜
 [会 場] キャンパスプラザ京都 2F ホール
 [対 象] 社会起業家・社会貢献に興味のある方
 [参加費] 中古文房具3点(えんぴつ・消しゴム・ノートなど)
 [開催内容] 1.基調講演
       2.社会的事業モデル事例紹介
3.カンボジアの小学校への寄贈報告
4.中古文房具贈呈式
5.財団法人国際開発救援財団※ 活動紹介
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【基調講演】『ソーシャルベンチャーが求められる理由』
        〜社会起業先進国アメリカからみた日本の現状〜
 ≪講師≫
 特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター(SCCJ)
 事務局長 浅野 令子 氏
 詳細・お申込みは当社ホームページをご覧下さい。
  コチラ → http://www.castanet.co.jp
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 お問合せ 株式会社カスタネット
      京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
      TEL:075(681)9100   E-mail:kouken@castanet.co.jp
URL:http://www.castanet.co.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――
※各団体のホームページはコチラ
財団法人国際開発救援財団 → http://www.fidr.or.jp/
日本サスティナブル・コミュニティ・センター → http://www.sccj.com/
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読者と一緒に【ビジネス談笑】第5回

       「匂いを使ったBrand Recognition!?」
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前回の香水「ねね」松本さんのお話について、読者の平田さんからメールをいた
だきました。ありがとうございます!

とっても面白いので、どーんと掲載。特に台湾の匂いの話がいいですね!(アジ
ア人の家は、香辛料、調味料の香りで、出身の国が分がっちゃいます。)

ではどうぞ!

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初めてメールします。香りの話を興味深く拝見しました。

嗅覚は、味覚や聴覚よりも記憶に残るといいます。不思議なものです。私が香り
と出合ったのは、大学生の頃、ある女性からオーデコロンをプレゼントされたの
が最初でした。

それから、会社に入って、毎月のように仕事で台湾に行くようになって、街の匂
いに気がつきました。例えば、台湾の空港に降り立つと、お香の匂いが出迎えて
くれます。タクシーでダウンタウンに出ると、屋台の匂い、とりわけ肉の脂の匂
いと、20年近く前の当時は、NIESではなくNICSと呼ばれていた発展途上の地域
として、排気ガスが街中に充満して、なんともいえない活気を感じさせました。
街の匂いの話をすると、ある友人は、日本の成田に降り立つと、醤油の匂いがす
る、と言いましたが、残念ながら私はそこまで鼻がききません。醤油臭さに慣れ
すぎているせいでしょうか。

それから、出張のたびに、免税店で香水を買い求めるようになりました。男性用
だけでなく、女性用も買って、香りだけ楽しむなんてこともしていました。ゲラ
ンの「ミツコ」に、その物語とともに出合ったのもその頃でした。松本さんが言
われる、香りは芸術、というのは、その通りだと思います。ということは、香り
は文化なわけで、日本人に合った香りがあるはずです。松本さんの「ねね」を是
非試して見たいと思いました。日本人の繊細な感覚に合う香りなら、きっと日本
人のDNAに働きかけ、その平安の記憶を呼び覚ますことでしょう。香り好きなの
は、貴族のDNAのなせるわざ。。。というメッセージは、なんとなく遊び心をく
すぐりますね。

さて、大学時代にプレゼントされたオーデコロンは、結局、それっきり使ってま
せんが、街で見かけると、今でもあの女性のことを思い出してしまいます。何し
ろ嗅覚が最も記憶に残ると言いますから。。。匂いを使ったBrand Recognition!?
は、ほんまに記憶に残りますよ(笑)


ぜひぜひ気軽に投稿してみてください!
投稿はこちらマデ→mailto:marketing@tokeidai.net

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       『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』
             (週刊☆ビジマ)

   ・発行部数
     まぐまぐ: 594部(ID:0000106852)
     melma! : 73部 (ID:m00086769)
     発行部数: 667部(2003年6月4日現在)

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   発 行:時計台ネット http://www.tokeidai.net/works/
   発行者:咲本 勝巳   mailto:sakimoto@tokeidai.net
   編 集:小山 龍介   mailto:koyaman@koyaman.com
   編集協力:Idea in Action, Inc http://www.ideainaction.com/
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   ても一切責任を負いませんのであらかじめご了承ください。

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   時計台ネット並びに私、咲本勝巳は一切の賠償責任を免れます。

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【編集後記】

◆最近、平日は毎日水泳をすることにしています。アリゾナの熱気の中を泳いで
いると、すっかり気分はリゾート・・・。やることが一杯あるけど、いい気分転
換です。

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