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◇コラムバックナンバー【週刊☆ビジマ】vol.71 咲本さんに反論です


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       『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』
             (週刊☆ビジマ)
                             
    eビジネス,マーケティング,経営戦略を考えるためのヒント

   http://www.mankai.biz/        2003/11/21発行 No.071
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■目次
☆『ビジネス門前小僧 −習わぬ起業の奮闘記−』
                       MBA学生起業家 小山龍介

☆『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』
               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力
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☆『ビジネス門前小僧 −習わぬ起業の奮闘記−』第11回

        「典型的な?ビジネススクールの学生」

                       MBA学生起業家 小山龍介
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よく日本でビジネススクールの状況を知らないで批判する人が、咲本さんを筆頭
としていたりしますが、はっきり言って、正しくない。反論しておかないと、や
はり歯がゆい思いがある。今回は、昨日会ったスタンフォードのMBA学生をネ
タに、ビジネススクールでどういうことが「体験」できるのかを、書いてみたい。


▼暗黙知は学べないのか?

ビジネススクールは、誰もが理解できる「形式知」を学ぶ場所である、という前
提でいくと、「暗黙知を無視している」という指摘は正しい。教科書に基づいて、
教科書に書いてあることを学び、それ以外のことは学ばないということなら、ビ
ジネススクールに行く必要はないだろう。自分で勉強をすればよい。

ところが、ビジネススクールはわざわざ教授を通じて学ぶのである。世界中から
集まった学生とやりあうのである。ここに潜む「暗黙知」は非常に豊かである。
ひとりひとりが、それぞれまったく違う目的を抱えながら、同じクラスルームに
席を並べる。このことを、「ビジネススクール批判側」は過小評価している。

先日、マッキンゼーの説明会に出席したが、正直、会社説明は退屈なものであっ
た。(GEのほうが正直、興味深かった。)だけど、僕の興味は会社になんかな
く「面白そうなやつがきているかどうか」であって、僕の予想通り、やっぱりそ
こには面白いやつがいてくれたのである。(謝々!)

彼の名は、ルー。日本語をネイティブのように操る中国人である。


▼組立てPC販売ビジネス

大学一年のとき、ルーがファッションデザイナーの夢に挫折したとき、彼はひと
つのビジネスをスタートさせた。組立てPCの販売である。その当時、PCは非
常に高価で、カラーモニターを持っていると「すげえ」といわれた時代。とはい
え、教育熱心な中国の家庭でのPCのニーズは非常に高いものがあった。ルーは、
部品を海外から輸入し自分で組み立てることで、コスト削減を図った。このPC
は大学生を中心に、飛ぶように売れた。

こんなことをやっていてもしょうがない、と見切りをつけたのが、ルーのすごい
ところだ。長期的に先細りであることを直感、そのときたまたま機会のあった日
本への留学のチャンスをつかむ。埼玉大学でビジネスを学んだルーは、日本語と
ビジネスバックグラウンドの新しい2つの武器を手に入れた。IT知識を生かし
て投資銀行のIT部門に就職したが、それは「ビジネスとITの接点」だと感じ
たからだった。数年後に、ITバブルが迫っていた。


▼投資銀行での転身

IT部門では、学ぶことがたくさんあった。PCを販売していたといってもネッ
トワークやデータベースの知識はほとんどない。一気にさまざまなことを吸収し
ていった。無我夢中にやっていた仕事も、しかし、徐々に退屈なものになってい
く。金融のバックボーンは、「安全性」が重視され、新しいことはやらせてもら
えない。ルーはここで新しい戦術に出た。

投資銀行はさまざまな部署があるが、部署同士の交流は少ない。ルーは「どの部
署ともコンタクトを取る」IT部門の利点を生かし、会社内で誰も作ることがで
きないような、部署を超えた人脈ネットワークを作り上げたのである。

そうこうしているうちに、ITバブルが到来。突然、IT部門にスポットライト
が当たることになった。投資銀行のITを扱っていたとなれば、さまざまなとこ
ろからひっぱりだこ。会社も給料をあげるだけでなく、さまざまな報酬制度で引
止めをはかった。それでもやめていく。ところがルーはその波に乗らなかった。
静かに見送った。「これはおかしい。いつかは破綻する。」これがルーの判断だっ
た。

かわりに、投資銀行のフロントラインに異動を願い出た。もともと彼がビジネス
バックグラウンドであったこともそうだが、IT案件が多くなるなかで、ITの
分かるメンバーが必要であったこともあり、異例の転身を遂げる。


▼お金が目的じゃ幸せになれない

いよいよ投資銀行で活躍の場を得たルーは、でもすこし違和感を覚える。周りを
見るとみな、大金を稼ぐ。年収1億も珍しくない。社長ともなれば、年収20億
なんてこともある世界。だけど、幸せそうに見えないのだ。年収で人の価値を判
断するような雰囲気がある。君は1億か、まだまだだね。と、まあこんな感じ。

これでは一向に幸せになれない。投資銀行ならではの、成功企業の社長に会う機
会を生かして彼らを観察していると、どうやら二つの成功パターンが見えてきた。

ひとつは、成功には業種は関係ないこと。「ITが儲かる」なんて成功を求めて
群がるけれども、牛丼でも成功するし、ディスカウントストアで成功することも
ある。もうひとつは、それが好きなことだという点だ。好きなことをやるんだっ
たら、それが成功であろうと失敗であろうと、それは幸せなのだということを悟
る。日本に来て10年がたっていた。

会社をやめMBAをとるのに一番のタイミングだった。スタンフォードでは、
「チャンスと言うバスは5分ごとに来る。あわてるな、次の大きなバスに乗るの
も重要」という教授であり成功した起業家の言葉に、MBAという選択が間違っ
ていなかったことを感じる。彼は今、カリフォルニアの青い空の下、バスを待っ
ている。夢は「日中」でビジネスの橋渡しをすること。彼に中国支社作りを任せ
るような企業を探している。「日本と中国が好き」という、ルーの見つけた「や
りたいこと」であり、幸福への出発点なのである。


▼教科書から学ばない、人から学ぶMBA

こうした出会いがあるのがMBAなのだと思うんですね。マッキンゼーの説明会
には、冷やかしてもいいから行ったほうがいい(笑)。世界の変なやつと接近戦
をやる、絶好の場なんです。これを「教科書どおりの頭でっかちのバカ」を切り
捨ててしまうのは、ちょっと早まりすぎだろう。


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☆『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』 

         第14回 写真3枚も掲載されました

               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力
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(株)カスタネットの植木です。

私のコラムバッグナンバー10月20日「異業種京都まつり」におこしやす
をご覧下さい。
      http://www.mankai.biz/ueki/index.html


▼ そして、出展の内容が(財)京都産業21機関誌のアクティブサポート京都
 に掲載されました。

      皆さん! 是非お読み下さい。

      http://www.ki21.jp/archive/AS_Kyoto/index.html


 なんと! 16枚の写真中、3枚も掲載されました。

1. P3 1等の景品となりました“トラ台車”の写真です。

2. P3 私がカスタネットを持ってマイクに向かっている写真です。

3. P5 テーブル交流会参加企業インタビューにブースの写真とコメント
     が掲載されました。

88ブースもある中での3社ですし、京バレー様と京都試作ネット様は1企業
ではありませんので、これは凄い掲載です。

      『編集された方に御礼申し上げます。』

■ プロフィール
植木 力(うえき ちから)
株式会社カスタネット 代表取締役社長
京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
TEL(075)681−9100
FAX(075)693−4625
京都府宮津市出身。
京都府立峰山高校を卒業後、航空自衛隊に入隊。
大日本スクリーン製造(株)では開発管理課長など管理系の仕事に従事する。
社内ベンチャー制度の第一号にて2001年2月3日創業
私の夢:2005年3月24日 妻の誕生日に本を出版する。
http://www.castanet.co.jp/
mailto:ueki@castanet.co.jp


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       『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』
             (週刊☆ビジマ)

   ・発行部数
     まぐまぐ: 694部(ID:0000106852)
     melma! : 74部 (ID:m00086769)
     独自配信: 2部
     発行部数: 770部(2003年11月21日現在)

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【編集後記】

◆本をいくつか購入。ハーバードビジネスレビューブックス『ブレークスルー思
考』『ナレッジ・マネジメント』『人材マネジメント』中公新書『能力構築競争』。
 こっちで買うと本、高いんですよ〜〜〜〜。もったいないので、書評を書いて
みます。(実は、あんまり反応がなくて寂しいんですが・・・)(コヤマン)

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