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[プロフィールに戻る] 2004.12.06
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☆『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』 

         第53回 オフィス家具を買わない会社

               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力
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(株)カスタネットの植木です。
オフィス家具を販売する会社にとっては“うれしくない会社”を発見しました。
しかし、経営の基礎を教わったと思います。


▼ 新社屋なのに新品のオフィス家具を買わない

ある会社が新社屋を建設中で、オフィス家具の引合いが入りその会社に訪問して
きました。現在、事務所で使用しているオフィス家具は年代物でした。

「まあ〜。新社屋はきれいにするので、それまでの我慢をしている」と思ってい
ました。しかし、担当の方から出た言葉!

『出来る限り現在使用しているものを持っていく。中古のオフィス家具を探して
いるが、数が不足するものだけ新品を購入する。』

         エ! 耳を疑いたくなった言葉でした。


どの会社でも、新社屋に移転する場合には新品のオフィス家具を購入すると言っ
ても過言ではありません。 数年前の東京オフィスバブルでは、オフィス家具が
売れて各メーカーは潤いました。

この会社は、何故オフィス家具を買わないのか!


▼ 経営哲学がある

担当の方から出たもう一つの言葉!

『新社屋が出来、オフィス家具まで新調すると社内に目標達成感が生まれる。
  新調しないことで、道半ばであることを全社員に意識さすことが出来る』

どの企業でも職場環境の改善=士気の高揚につながると思い、オフィス家具を購
入する。販売する側も営業トークとして良く使う言葉である。この会社の考えは、
逆である。購入しないことで、士気の高揚が維持できると考えている。そして、
“銭計算”の周知徹底も出来ている会社であると思いました。

一番凄いのは、経営者の方から聞いた言葉ではなく、担当の方なのです! この
会社には、どんな哲学があるのか、早くこの会社の社長とお会いしたいですね。。。


▼ 大切にする心が本来の姿かもしれません。

新社屋に移転と言っても、使用できるオフィス家具をゴミにしている社会の方が
おかしいかもしれません。家庭の家具でも同じかもしれない。ヨーロッパの家庭
では、何代も前の家具を大切に使っているとテレビで見たことがある。

それに比べ日本では。。。。

安いオフィス家具も販売(当社も販売)されているが、どう見ても使い捨て家具
の様なものである。オフィスでも家庭でも家具は、一生物にするべきと思います。
大量生産、大量消費の20世紀は終わっているのですが、日本社会に意識の変化
が見られない。

『でも! オフィス家具は当社から買って下さいね!』

  矛盾する発言にお許しを。


▼ オフィス家具を購入される場合のアドバイス

出来る限り、シンプルな色や形の物を購入して下さい。メーカーは、売れないも
のはすぐに生産中止にします。追加で購入しようとしても購入できない場合があ
ります。

ある会社では、あるメーカーの“黒色オフィス家具”で揃えたが、すぐに生産中
止になり追加発注の場合、特注品扱いで納期がかかったり、安く買えなかったそ
うです。


▼ オフィス家具メーカーの姿勢に疑問

オフィス家具は一生物と考えると、新商品の開発は殆ど必要ありません。私が思
うのには、毎年年末にカタログが出来あがりますが、そのカタログに新商品を掲
載さすために商品開発が行なわれているとしか思えてなりません。

商品開発が間に合わなく、中途半端な状態でカタログ掲載されている場合も少な
く、その翌年にはバージョンアップ品が掲載されるのです。(新商品は、翌年以
降に購入される事をお勧めします)

新カタログの発刊は、3年〜5年に一度でも購入側に不都合は感じないと思いま
す。それでは、メーカー側の“隠れ値上げ”ができませんが・・

“隠れ値上げ”それは、意味もなく生産中止をして、代替品が発売されているの
です。 生産中止品と代替品の違いは、機能的には問題のないところばかりです。
 勿論、価格は変わっています。


また、スチール家具の鉄板の厚みを増やすと、長持ちすると思うのですが・・
(鉄板がぺこぺこなのです!)

まだまだ、オフィス家具では言いたいことがいっぱいあるのですが、メーカーか
ら叱られそうなので今回はここまでにします。


▼ 学校の様なオフィス家具があれば楽しいかも

小学校の机は木製で、彫刻刃などで落書きや、机に穴などをあけたものですネ。
前の人の落書きもあり、机には歴史が残っていました。あんな、机がオフィスに
あったら楽しいだろうなあ〜。

上司への文句や相合傘の名前などが書かれているはず。
そんな机に向い、考えごとを行うと素晴らしいアイデアが生まれるか、初恋の彼
女を思い出して、ボ〜としているかもね!

みなさんは、どんな机がほしいですか?

私は、ドラえもんに出てくる机がほしいです。
(ドラえもんと言えば、どんな声に生まれ変わるのでしょうかね)


■ プロフィール
植木 力(うえき ちから)
株式会社カスタネット 代表取締役社長
京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
TEL(075)681−9100
FAX(075)693−4625
京都府宮津市出身。
京都府立峰山高校を卒業後、航空自衛隊に入隊。
大日本スクリーン製造(株)では開発管理課長など管理系の仕事に従事する。
社内ベンチャー制度の第一号にて2001年2月3日創業
私の夢:2005年3月24日 妻の誕生日に本を出版する。
http://www.castanet.co.jp/
mailto:ueki@castanet.co.jp