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[プロフィールに戻る] 2005.10.18
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☆『事業の神は細部に宿る〜アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』

           第66回 名刺交換でビジネスが生まれる 連載3

               (株)カスタネット代表取締役社長 植木 力
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(株)カスタネット、植木です。

ビジネスって何だろう。
英語の「business」は「busy」(忙しい)から生まれた言葉。
みけんにしわ寄せてバタバタと走り回るのがビジネスなのか。
もっと自分を生き方に自然なビジネスがあるんじゃないか。
そんな疑問に答えるかのように、京都で新しいビジネスタイルが生まれている。。。。
と以前、新聞で当社が紹介された。

もう一つのブログ『カスタ君』を立ち上げた。
当社のイメージキャラクターの視線で原稿を書いています。
短時間ではありますが、このカスタ君の原稿書きがひとときの安らぎとなっているかもしれません。

また、つまらんことを書いていると思われ方もおられるかもしれませんが、
文面の中にビジネスについても参考になることも書きたいと思っています。
更に、この『カスタ君ブログ』を通じて、街の中にいるサポーターの方々との交流の場になり、
「カスタ君の社会貢献クラブ」などに発展を目標にしています。

又、4月には念願だった社会貢献室を設置して、一名のスタッフ(他業務との兼務)を置いた。
私の名刺も、代表取締役社長の下に、社会貢献室長と肩書きが二段となりました。

次に掲載される新聞には、
京都で新しいビジネススタイルが生まれて、大きく成長したと書いてもらえるように。。。


▼ 第2章 名刺交換は戦いの場

名刺交換の目的は覚えてもらうことです。
しかし、交流会などでの名刺交換は、時間の関係もあり、簡単な立ち話で終わるのが殆どでしょう。
相手もその場で、自分以外の人間ともたくさん名刺を交換しているので、
自分を覚えてもらうことは難しい。
だから、名刺交換は「戦いの場」といえます。

戦い?

名刺交換で何よりも肝心なことは、会話を自分の話題にすることです。
短い時間であば、どちらか片方の話で終わってしまうかもしれない。
自分や自分のやっていることを相手に知ってもらうためにも、
会話の主導権をこちらにたぐり寄せなければなりません。

つまり、会話をたぐり寄せた方が勝者で、その逆が敗者なのです。
人との会話では、話し上手な人もいれば、聞き上手な人もいます。
初めて名刺を交換する限られた時間の場面では、話し上手でなくてはいけません。
しかし、私も含めて、話し上手な人は非常に少ないと言っても過言ではないと思います。
初めて会った人に、しかも、どんな切口で質問されるかわからない状態で、
自分や自分のやっていることを上手に話せるはずがありません。

それなら、名刺に工夫を持たせることで、自分の得意とする話題へ呼び水とするのです。
つまり、相手が渡した名刺を見て、工夫した部分について話題になれば、成功なのです。
会話が苦手な人でも、
自分が得意とするところで会話の流れがいつも同じなら自信を持って話す様になれます。
そして、知らないうちに会話の主導権をとっているのです。


私のやっている、三つの呼び水(会話のパターン)を紹介します。

その一。
名刺の表に
「大日本スクリーン製造株式会社の社内ベンチャー制度で生まれた会社です。」
と印刷してあります。
多くの方は、会社を辞めてまでも起業したことに興味がある様ですし、
会話の切口としてはお互い話しやすい内容です。
そして、ゼロから大日本スクリーンの事業とは関係ない業界に参入した。。
の会話になるとこの名刺交換の戦いは100%勝者になるのです。

大日本スクリーンに勤めている社員の同級生、知人が、世間で以外と多いのです。
良く考えると、社員の親、兄弟、家族などを「知っている」『人』は膨大で、
社員3千人として、その人が過去に出会った人などは膨大な数の人脈があるのです。
社員だけではなく、子会社、関連会社、派遣社員、協力企業など
『大日本スクリーン』をキーとして、大きな人脈が形成されています。

〇〇さん知っていますか? 
先日、同窓会で勤務先を聞いたら大日本スクリーンと聞いたので。。。 
こんな会話は頻繁です。

珍しい話しでは、大阪で知り合った初老の方。
なんとその方は山口から来られていました。
その方は、大学の同級生で△△さんがたしか大日本スクリーン。
年齢的に大日本スクリーンの役員とわかりました。
その方は、大日本スクリーンの役員まで電話され、後にその役員と親しく会話が出来ました。

人間って不思議です。
自分の友人を知っている人のことを、知らずの間に友人の様に
対応していることはありませんか?

『友達の友達は皆友達だ!世界に広げよう友達の輪』

世間は広い様で狭いです。
しかし、名刺に『大日本スクリーン』と印刷がなかったら、
人脈がつながるキーにはなり得なかったと思います。
名刺が、人脈と人脈をつなげるキーになることもあるのです。


その二。
肩書きの『社会貢献室長』 普段見なれない肩書きのためか、活動内容について質問が多いです。
ここでは、一番インパクトのある、カンボジアに学校建設を中心に話しをしています。
やはり、ベンチャー企業が社会貢献活動を行っている、新聞などで見たことを思い出される方も多く、
会話の多くは私の方に集中します。
社会貢献の話しをはじめると、それを聞いていたまわりの人まで寄ってきて、
知らないうちに小さな輪の中央で話している時があります。


その三。
名刺交換の目的として、会社の事業内容を覚えてもらうことも必要です。
会社の事業内容は、裏面に印刷している会社を良く見かけます。
私は、名刺の裏に印刷ではなく、シールを貼っています。
名刺交換したとき、相手の指が名刺の裏にひっかかって、相手を名刺の裏面に誘導するのです。
シールの大きさも何度も作り直して、指が引っかかりやすいものにしました。

名刺交換の礼儀として、交換時には名刺入れを座布団のように添えて交換し、
その場で名刺の裏面を見るのはきれいな姿とは言えません。
つまり、名刺の裏面は見られることは少ないのです。
シールに指が引っかかり礼儀を忘れて裏面を見てしまうと、この戦いでは勝者です。

シールには、事業内容を文字ではなく、絵で描いてあり、一目で分かる内容になっています。
そして、誰れもが想像できる文房具の絵は入れていません。
オフィス用品販売会社と聞いて、誰れもが想像できるものは、入れる意味がないのです。
「へ〜、引越しもなさっているのですね。」 
それに答える時間は、事業内容のPRタイムに変わっているのです。


名刺交換で勝者になったとしても、相手が忘れる可能性はあります。
しかし、名刺入れから出して保管する時に、
名刺の工夫が目にとまれば名刺交換の場面を思い出し、
たくさん名刺を交換した中では、特別な人の名刺になるのです。

そうです。
戦いは相手だけではなく、相手がその日に会った全ての人(名刺)との戦いなのです。

戦いに勝ったとしても重要なことがあります。
相手のこともしっかり覚えておく必要があります。
自分のことになっている会話をあえて自分から止めて、相手のことについて質問をするのです。
相手も名刺交換で不完全燃焼せず名刺交換を終えることが出来ます。
相手のことにも気配りをする。
そんな名刺交換こそが、人脈形成となり、新しいビジネスへと展開があるものと思います。

ところで、あなたの名刺には、どんな兵器を搭載していますか。
名刺入れから出して名刺を見て下さい。

まとめ:名刺に工夫をして会話の主導権を、そして相手への配慮も


カスタ君のブログもお読み下さい。http://castakun.wablog.com/



■ プロフィール
植木 力(うえき ちから)
株式会社カスタネット 代表取締役社長
京都市南区東九条南石田町5 京阪バス十条ビル1F
TEL(075)681−9100
FAX(075)693−4625
京都府宮津市出身。
京都府立峰山高校を卒業後、航空自衛隊に入隊。
大日本スクリーン製造(株)では開発管理課長など管理系の仕事に従事する。
社内ベンチャー制度の第一号にて2001年2月3日創業
私の夢:2006年3月24日 妻の誕生日に本を出版する。
http://www.castanet.co.jp/
mailto:ueki@castanet.co.jp